松山大学 17-45 日本文理大学 【準決勝 2014年1月4日(土)/愛知・名古屋市瑞穂公園ラグビー場】 薄い雲間から暖かい日差しが注ぎ、弱風のコンディションの中、日本文理大学のキックオフで試合が開始された。開始早々に日本文理大学はキックオフからボールを獲得するとラックサイドをフォワードが削り最後はFL田中慎吾がインゴールに飛び込んだ。ゴールも成功し、7-0と早々にゲームが動いた。対する松山大学は風上に立ち効果的にキックを活用しエリアを獲得しにいく。しかし接点で日本文理大学が上回り、なかなかトライまで繋げることができない。その後、どちらも決定的なチャンスが生まれず均衡状態が続いた。21分に日本文理大学はシンビンで1人一時的退出。すると、松山大学はこのチャンスを活かし敵陣22m中央ラックから右に展開するとLO杉野裕明が右隅に飛び込んでトライを返した。しかし、数的不利な日本文理大学ではあるが大型フォワードが確実にゲインラインを越えると、前半28分にPR渡辺将和がトライをあげた。前半終了間際にもWTB山嵜惇之輔がトライをあげ、21-5と日本文理大学がリードした。 後半も先制したのは日本文理大学だった。後半9分に敵陣5mの松山大学スクラムを押し込んでターンオーバーするとFL田中がそのままグラウンディングした。一方、松山大学は後半19分に敵陣深く入り、ラインアウトからFWがラックサイドを少しずつ前進すると、FL藤川晴基が低く飛び込みトライを返し追撃を始める。その後もチーム一丸となって松山大学が攻め込むが日本文理大学の厚い壁が突破を許さなかった。その後、日本文理大学は3本のトライを加え大差を付けたが、ノーサイド直前の41分に松山大学は自陣から果敢に攻めると、LO渡部真史が右中間に飛び込み意地のトライをあげた。このままノーサイドとなり、最終スコアは45-17で日本文理大学が勝利し決勝に進んだ。 (植村元統)