マッチリポート 「第63回 全国地区対抗大学ラグビーフットボール大会」
松山大学 45-34 東北大学
【一回戦 2014年1月2日(木)/愛知・名古屋市瑞穂公園ラグビー場】
冬の寒空のもと、松山大学のキックオフで試合開始。序盤はお互いに硬さのせいかミスが目立つが、東北大学が個人個人の堅実な仕事から徐々にペースをつかみ出す。そして8分、東北大学がゴール前まで攻め込み、最後はFWで押し込んでトライをあげ、この試合の均衡を破る。さらに1トライを加え、東北大学のペースで試合が進むかと思われたが、ここから松山大学がバックスリーのスピードを生かして連続3トライをあげ、逆転に成功。これに対して東北大学はSO三篠が内側のギャップをつきながら、ビッグゲインを何度も繰り返し、リズムを作っていく。そして28分、33分とゴール前のラインアウトからモールを押し込んで2トライをあげ再逆転に成功。さらに前半終了直前にもPGを加え、21-27の東北大学リードで前半終了。

後半は、松山大学がキックオフからペースをつかむ。そして3分、ゴール前のスクラムからNO8杉森がトライをあげ再びリードを奪うと、18分にもトライを追加し徐々に点差を広げていく。その後はお互いに一進一退を繰り返し、このまま試合が終わるかと思われたが、残り10分のところで東北大学がWTBのビッグゲインからボールをつないでNO8村上がトライをあげ、再度試合をひっくり返す。しかし最後は自力に勝る松山大学のHO小崎、CTB藤田がそれぞれ1トライをあげて逆転し、45-34のスコアで勝利をあげた。

(大林直之)