同志社大学 60-17 日本大学【セカンドステージ 2013年12月22日(日) /愛知・名古屋市瑞穂公園ラグビー場 】 強風の冬の寒空の下、日本大学のキックオフで試合開始。前半開始早々から、風上に立つ日本大学が積極的に仕掛けるが、同志社大学も前に出るディフェンスで応酬。見応えのある攻防が続いたが、先制したのは同志社大学。8分にペナルティゴールで3点を先制。それに対して日本大学は個人の力強い突破からトライを返し、逆転に成功する。その後は、同志社大学が1トライ1ペナルティゴール、日本大学が2トライをそれぞれ個人の力強い突破を起点にあげ、緊張したゲーム展開が続く。そして、日本大学4点リードで迎えた前半終了間際、同志社大学が猛攻を仕掛けるもゴールを割ることができず、13対17で前半終了。 後半は,同志社大学が攻撃のテンポを速める。1分に連続攻撃から[14]松井が抜け出してトライをあげ、逆転に成功。その後はスクラムの優位性を活かしながら、縦横無尽にフィールドを駆け巡り、6トライを追加。日本大学も後半終了間際、執拗に連続攻撃を仕掛けるが、得点をあげることができず、そこでノーサイド。60対17の大差で同志社大学が勝利をあげた。前半は拮抗したゲーム展開であったが、後半は同志社大学の強さが目立つゲームであった。 (大林直之) 同志社大学の山神監督と秋山キャプテン 同志社大学 ○山神孝志監督 「本日はありがとうございました。今日は残念ながら消化試合となってしまいましたが、秋山主将の下で1年間やってきたことを出そうと試合に臨んだ。特に後半は練習の成果が出せた。後半はボールをキープし、SHの大越に良いボールを供給しようと指示した。宮本前監督からやってきたボールをよく動かすラグビーができたと思う」 ──前半風下を選んだ理由は? 「瑞穂ラグビー場の昼2時過ぎからは西日が強いことも選んだ要因としてある」 ──前半の点数は予想通りだったか? 「いいえ、もっと点数を取りたかった。選手の勝ちたいと思う気持ちが強く空回りしてしまったかもしれない。また33点差以上つければステージを通しての得失点がプラスに転じるので目標として拘った」 ──今日の松井はどうだったか? 「今日は1年で1番良かった。筑波大学戦で福岡選手と対戦し異次元のスピードを体感し、覚醒したかもしれない。こういった舞台に立つことが重要であり、今日の3本の走りは素晴らしかった」 ○秋山哲平キャプテン 「1年間やってきたことを出そうと試合に臨んだ。特に後半は良い内容だった」 ──前半風下を選んだ理由は? 「日本大学さんは後半に落ちてくるとの分析からあえて選んだ」 ──秋山主将から後輩へのメッセージは? 「学生ラグビーは素晴らしいと実感している。この先も同志社ラグビーの誇りを持ってやっていってほしい」 日本大学の加藤監督と大窪バイスキャプテン 日本大学 ○加藤尋久監督 「本日はありがとうございました。選手権で一勝し、来期に繋がるようにと臨みました。後半になり同志社大学さんのペースになってしまい残念ではありますが、1年生たちもよく頑張り来年には繋がるのではないでしょうか。もっと強くなり来年も選手権に戻ってきたい」 ──後半に風下になった影響はあったか? 「風の影響もあるが、後半調子を上げてくるのが関西のチームの特徴であり、やるべきことを徹底できないことが我々の反省点です」 ○大窪遥バイスキャプテン 「来期に繋がる試合になるようにと臨んだ。仕留めきれないアタックと仕留めきれないDFが敗因だと思います」