中央大学 24-12 関西大学

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暖冬を感じさせる日差しの下、大学選手権セカンドステージが開幕。
パロマ瑞穂ラグビー場での開幕試合は、関西大学のキックオフで試合開始。
開始早々、関西大学が中央大学のキックオフの処理のミスからターンオーバーし、最後はキックパスを受けた⑪原がノーホイッスルトライ(ゴール成功)をあげ先制する。
最初は硬さが見られた中央大学も、関西大学の出足のいいディフェンスに苦しみながら、徐々にリズムをつかみ始める。
そして、前半10分、ラインアウトから固いモールを組み、最後は④西野がトライ(ゴール成功)をし、同点に追いつく。
その後は、中央大学が連続攻撃を仕掛けるも、関西大学の体を張ったディフェンスにハンドリングエラーを多発し、決定的チャンスを奪うことができない。そのような状況の中、関西大学が少ないチャンスを確実に得点に結びつける。
前半33分にラインアウトからFW・BK一体となってつなぎ、最後は⑨松浦がトライ(ゴール不成功)をあげて再びリードを奪う。
その後は中央大学が執拗に攻撃を繰り返すものの、関西大学は確実なタックルで止め続け、7—12の関西大学リードで前半終了。

後半は、開始直後から中央大学が怒涛の攻撃を繰り返す。
そして後半4分、縦に大きく前進してできたラックから、大きく外に振って⑪高がトライ(ゴール不成功)し同点に追いつくと、9分にもゴール前のPKから⑮渡辺が速攻で仕掛けてトライ(ゴール成功)をあげて、この試合初めてリードを奪う。
このまま中央大学ペースで進むかと思われたが、関西大学は両CTBを中心に強いタックルで応酬し、得点を与えない。
そして勝敗の行方は残り10分の攻防という局面を迎える。ここでスコアしたのは、中央大学。
前半もトライをあげた得意のラインアウトからのモールをしっかりと押し込んで、最後は⑰天田がトライ(ゴール不成功)し突き放す。
そしてその後の関西大学の猛攻もしっかりと守りきった中央大学が、24−12のダブルスコアでセカンドステージ初戦を勝利で飾った。


■関西大学

○桑原久佳監督

「4大会ぶりの大学選手権ということで準備してきました。しかし緊張かミスが多く目立ちいい動きができませんでした。次戦に向けてしっかり準備していきたいと思います」

○倉屋望キャプテン

「試合展開で全般的に受け身となってしまいましたが、通用するものはありました。フィジカル面に差がありましたが取りきるところはあったと思います。1週間練習して次に臨みたいです」

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■中央大学

○松田雄監督

「勝てて嬉しく思っています。名古屋をはじめ中部地区の関係者の方々に感謝いたします」

○山下諒之キャプテン

「選手権1回戦ということもあり、ミスが多く見られました。しかしスクラムやラインアウトなど、セットプレーで取れるところがありました。今後、スクラムの安定等課題を克服していきたいと思います」

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(文責:竹腰浩司 篠田雅之)