9月15日(水) 同志社大学対オックスフォード大学 会見レポート

オックスフォード大学
スティーブ・ヒル監督
「大変タフなゲームだった。同志社はFW、BKともデフェンスがよく、特に密集周辺のデフェンスは素晴らしかった。
今日はモールでトライを取られたが、我々はゲームごとにポイントを決めてプレーしている。関東学院大はFWでドライブしていく、今日はBKで展開することにポイントをおいた、そのへんのトライの取り方には満足している。
しかし同志社のFWは大変強い、日本での経験の中では一番強かった。立ち上がりのラインアウトモールから強く押し込まれた。こんなプレーをしてくるとは思わなかった。
次回の対戦相手の早大はよく知っている。ボールを大きく動かしてくるチームだ。厳しいゲームになるだろう。我々は基本的にはボールを確保し継続していくプレーをしたい」

 

ベンジャミン・ダーラムキャプテン
「全く監督と同感で、同志社はすべての局面で我々が攻撃をやめるまでデフェンスをあきらめなかった。これからのシーズンをうかがううえで素晴らしいゲームが出来た」

 

同志社大学
中尾監督
「前半は相手一人一人が非常に強いので、堅いデフェンスで相手を走らせないこと、サポートに早くいくことを心がけた。キックのチェイスミスなどもあり得点されたが、全体に悪くなかった。
後半は思うようにFWが押せたし、スクラム、ラインアウトも安定していた。今日はFWが健闘した。オックスフォードは一人一人の力は激しかったが、こちらはミスが多すぎた。そのへんが今後の課題だ、改善してもっといいゲームができるようにしていく」

 

仙波キャプテン
「東京遠征の最終戦の帝京大に大差で破れ、精神的にショックを受けていた。今日は相手に不足はなく当然勝ちに行った。全力で自分たちの力を出す事が課題だったが、結果的に受ける展開で、こういう点差になった。
FWリーダーから前半の途中から「モールで押し込める!」という情報が得られた。ゲーム中にそういった意識が高まってくることは我々が成長したところだと思う。
「前に出ながらボールを動かす」という同志社のパターンができ、それに対してトライもできた。今後チームとしてつめ切れていないところを修正していきたい」

 


 

9月11日(土) 関東学院大学対オックスフォード大学 会見レポート

関東学院大学 対 オックスフォード大学

関東学院大学 対 オックスフォード大学 関東学院大学 対 オックスフォード大学

オックスフォード大学
スティーブ・ヒル監督
「ツアーの初戦における結果としては、非常に満足しています。 来日の度に関東学院とは非常にタフな試合をしていて、今日もそういう試合になりました。 FWは普段どおりのシンプルなラグビーをしてくれました。BKも早い関東学院のBKをうまくふせげました。これから、同志社、早稲田と続きますが、しっかりと戦っていきたいと思います」

スティーブ・ヒル監督(右)とルーバンス主将
スティーブ・ヒル監督(右)とルーバンス主将

――関東学院大学の印象は?
「我々の目標は、12月7日、ケンブリッジに勝つことです。毎年、日本に呼んで頂き、とても幸運です。我々のチーム編成と強化に役立っています。 関東学院はもう6回目の対戦ですが、常に日本の大学の中では最強のレベルにあると認識しています。今日は若い選手が入って、若干の転換期にあると思います。しかし、関東のことですから次のシーズンには必ず巻き返すと思います。 FWは皆さんになじみのある選手でどちらかというとたくさんの経験がBKよりあったと思います。オックスフォード、ケンブリッジでも2~3年ごとに力関係は変わります。トップの位置を保つのは難しいことです。今回は、早稲田に関しては、益子さんから色々聞いています。ハードな試合になると覚悟しております」

ルーバンス主将
「とても喜んでいます。今日は、気候も我々にとって良い条件でした。関東学院はエキサイティングで早かったです。我々と同様にエンジョイできるゲームだったのではないでしょうか。今日の試合で同志社、早稲田戦に対しての良い基盤ができたのではないかと思います。京都ではさらに練習をやり、良い試合をしたいと思います」

春口監督(右)と松本キャプテン
春口監督(右)と松本キャプテン

関東学院大学
春口監督
「残念なゲームでした。くらいついていこうとする気持ちが出ていなかった。もっと必死さが出てくると良かったんじゃないかと思います。 今年のチームの実力がこの試合でわかりました。ただ、キャプテンは気力があふれ、少し自信を持ってくれたと思います。キャプテンには、更衣室で「合格」と伝えました。彼がいかに鼓舞するか、必死さを出させるかがポイントですが、キャプテン一人ではダメです。もっとDFを頑張るとかプラスアルファの気力が欲しかったです。 故障者については、4~5週間かかりそうです。中央大学戦あたりから復帰かと思いますが、今日のこのメンバーでいくしかないという気はしますがね」

 

松本キャプテン
「もう少し。今日の試合の反省点は、監督のおっしゃった通り、気力のなさだと思います。もう少しひたむきなプレーにすればと思います。今後、反省点を修正してやっていきたいと思います。 オックスフォードは、モールが強かったです。最初のトライは全員がボールに集中しすぎました。ずれたらずれたと、コミュニケートすれば、抑えられたと思います。ただ、2本のトライは、BKがとったもので、あのトライは自分たちが目指したトライです。もう少しバリエーションがあれば、得点につながるので、これからの課題だと受け止めています」