11月3日(水)
日本代表「スコットランド・ウェールズ遠征」直前合宿(福島県:Jヴィレッジ)
11月8日(月)
日本代表「スコットランド・ウェールズ遠征」
11月13日(土)
17:30  日本代表 vs スコットランド代表
(スコットランド・McDiarmid Park, Perth)
11月20日(土)
時間未定 日本代表 vs ルーマニア代表
(会場未定)
11月26日(金)
19:00  日本代表 vs ウェールズ代表
(ウェールズ・ミレニアムスタジアム)
11月28日(日)
帰国

★テストマッチ

スコットランド、ウェールズ遠征メンバーを発表

上田、山口ら5人が初の日本代表入り

中央に真下昇・日本協会専務理事、右に勝田隆・日本協会強化委員長、左に萩本光威・日本代表監督
中央に真下昇・日本協会専務理事、右に勝田隆・日本協会強化委員長、左に萩本光威・日本代表監督


日本ラグビーフットボール協会は9月27日、東京・秩父宮ラグビー場内の日本協会ジャパンクラブで、真下昇・日本協会専務理事、勝田隆・日本協会強化委員長と萩本光威・日本代表監督が出席して記者会見を開き、11月にスコットランド、ウェールズへ遠征する日本代表メンバー27人を発表しました。

まず最初に真下専務理事が「2年目のトップリーグが始まり、第1、2節を終えたが、期待通り拮抗した好試合も多く、内容に満足している。萩本ジャパンは、この春のスーパーパワーズで素晴らしい結果(優勝)を出し、今回の遠征ではその真価が問われることになるが、監督の手腕に期待している」とあいさつ。引き続いて勝田強化委員長が遠征の狙い、選手選考などについて説明しました。

遠征メンバーには上田栄太(サニックス)、山口貴豊(クボタ)、大門隼人(神戸製鋼)田中澄憲(サントリー)、久住辰也(トヨタ自動車)の5人を新たに抜てきするなど、多くの若手選手がベテランに代わって、初めて日本代表入りを果たしています。同強化委員長は

「萩本監督には、2007年ワールドカップ(W杯)も視野に入れて、新しい選手の発掘を目指し、体を張れる選手、(日本代表の)誇りを体現できる選手を選んでほしいとお願いした。ウェールズは世界ランク7位、スコットランドは9位。厳しい遠征になるが、期待してほしい」

と話し、遠征目的については「昨年のW杯ではスコットランド、フランス戦で手応えをつかんだが、今度のアウェー戦で日本のディフェンス力は本物なのかなど、世界のベスト8との距離を明確に把握してきたい」などと、話しました。

萩本光威監督
萩本光威監督

フレッシュな顔ぶれがそろいましたが、萩本監督は

「世界8強にどれだけ通用するかを基準に選考した。各地の夏合宿を視察してディフェンス重視、運動量重視で、新しい力を発掘した。上田はスクラムはもとより運動量の豊富さ、山口については低い姿勢から体をあてるディフェンスができる。また、大門は彼の高い潜在能力を引き出したい」

などと話し、若手選手にも大きな期待を寄せています。

今回は3戦ともテストマッチ。「W杯の善戦が評価されベスト8の背中がみえてきたが、(ウェールズ、スコットランドに)負けても1トライ差、10点以内。ルーマニアは勝たなければならない」と抱負を述べました。