東芝府中、NECともに譲らず

=6-6で両者優勝=

第43回日本ラグビーフットボール選手権大会最終日は26日、雨の東京・秩父宮ラグビー場で決勝が行われ、東芝府中ブレイブルーパス(トップリーグ=TL1位)とNECグリーンロケッツ(TL3位)が6-6で引き分け、両者優勝となった。東芝府中の制覇は2大会ぶり5度目で、今季はTL、マイクロソフトカップ優勝に続いて"3冠"を達成した。NECは2大会連続3度目の栄冠獲得。

日本選手権で優勝を分けたのは、38回大会の神戸製鋼-サントリー戦(27-27)以来2度目。

足場の悪いコンディションに、ともにボールが手につかず攻め切れない。5分、29分とNECが着実にPGを決めると、東芝府中も35分にPGを返して、前半はNECが6-3とリードした。

圧倒的な攻撃力を誇る東芝府中だが、NECの堅いディフェンスに阻まれ、ゴール前で得意のモール攻撃も不発。18分のPGで同点に追いついたが、その後も一進一退が続きノーサイド。日本選手権では史上初のノートライゲームとなった。