6月24日、ニュージーランド・ダニーデン・カリスブルックスタジアムにて行われた「IRBパシフィック・ファイブ・ネーションズ オールブラックスジュニア vs 日本代表戦」の試合結果です。なお、本結果により、オールブラックスジュニアの初優勝が決まりました。 ■日本代表 vs オールブラックスジュニア 日本代表 オールブラックスジュニア 前半 後半 前半 後半 0 1 T 3 3 0 0 G 2 2 1 0 PG 0 0 0 0 DG 0 0 3 5 TOTAL 19 19 8 38 4 7 P/ FK 5 3 【出場メンバー】 メンバー FW= 1.山本正人(→後14分 久富)、2.松原裕司(→後23分 山岡)、3.山村亮、4.◎大野均、5.谷口智昭(→後14分 北川)、6.菊谷崇、7.フィリップ・オライリー、8.木曽一(→後16分 マキリ) BK= 9.池田渉、10.大西将太郎(→後15分 安藤)、11.ナタニエラ・オト、12.吉田英之、13.守屋篤、14.遠藤幸佑、15.三宅敬 リザーブ 16.山岡俊、17.久富雄一、18.北川俊澄、19.ハレ・マキリ、20.伊藤護、21.安藤栄次(→後28分 水野)、22.水野弘貴 ◎→キャプテン 【スコア】 トライ: 三宅敬1(後半32分) コンバージョン: - ペナルティーゴール: 池田1(前半2分) ドロップゴール: - ◎太田治ゼネラル・マネージャー 「着実にチームとして伸びてきています。課題も修正でき、チーム力が上がっているとこの試合で実感できました。特にスクラムとディフェンスは、最後まで集中力が切れず、今日の試合のキーワードである『チャレンジ(挑戦)』が実践できました。ただし、30点差という点差をきちんと受け入れ、このレベルの相手との差を埋めていかないとワールドカップでの2勝は実現できません。残り1試合、きちんとした戦いをして、次に繋げていきたい」 -故 宿沢広朗氏に関して 「IRB(国際ラグビーボード)、NZ協会が我々の弔意を受け入れてくれたことに対して、非常に感謝しています。勝つことはできませんでしたが、宿沢さんにも誉めていただける試合ができたと思います」 ◎ジャン・ピエール・エリサルド ヘッドコーチ 「今までの結果がよくなかったので、今日の結果には驚きはありません。この試合については何も期待をしないで、すべての準備をしてきました。今日はスクラムも良かったし、ディフェンスのポジショニング、ボールに対するアグレッシブさがありました。それがこの結果に繋がったのだと思います。しかし、取られた6トライのうち、3つは余計なトライでした。我々日本ももう1つトライが取れました。そういった部分のプレーの精度をあげていきたいと思います。日本人の選手は、質の高いプレーヤーが多いので、欠点をわからせ、質を高めることが必要です」 ◎大野均キャプテン 「正直、思ったよりやれたというのが第一印象です。やらなくてもよいトライがあったのは悔やまれますが、ミスの質が変わってきて簡単にトライを取られることがなくなりました。結果だけを見ると敗れはしましたが、試合を通して、ジャパンのレベルが上がっていると実感しました。接点でのファイト、ディフェンスラインを早く整えるという動き出しが今日の試合の良かった点です。フィジー戦に向けて、この2試合で自信がつきました。そこをキープしながらトライを取れるチームになりたいと思います。また今日は宿沢さんのためにもいい試合がしたかったので、ある程度いいご報告ができたのではないでしょうか。これからも見守っていてほしいと思います」 ◎菊谷崇選手 「オールブラックスジュニアはトンガ、サモアに比べて、フィジカル面で上まわっていたかもしれませんが、体がある程度慣れていたので、ディフェンスをしていてそれほどプレッシャーにはなりませんでした。ニュージーランドのほうがディフェンスはしやすかったです」 ◎三宅敬選手 「今日のテーマは『チャレンジ』。ジュニアといえども、世界一のチームと試合をするという気持ちをもって、自分たちがどこまでできるかに挑戦する試合でした。トライは思い切って勝負しました。あのバウンドは、皆の思いと宿沢さんの思いがのりうつったのではないでしょうか。とにかくトライが取れて良かったです。いい形で日本に帰れます」