12月28日(日)、一回戦を勝ち抜いた8チームが、正月の国立キップをかけ凌ぎを削る。
全国大学選手権大会組合せ

全国大学選手権大会プレビュー

12月28日(日)at 東京・秩父宮ラグビー場
12:00キックオフ 第1試合
同志社大学 vs 東海大学

3年ぶりに初戦を突破した同志社大学は、HO太田主将らを中心に体格で勝る相手に対し運動量で圧倒。厳しい局面でのしつこさが勝利を呼び込んだ。次戦は、優勝候補の一角を担う東海大学との対戦。CTB釜池らBK陣のディフェンスにも期待がかかる。
対する東海大学は、一回戦で日大を圧倒。格の違いを見せつけた。FLリーチの懐の深いプレー、柔らかいランニングで何度もチャンスを作り出した。昨年越えることができなかった二回戦の壁を、チーム一丸となって乗り越えたい。

12月28日(日)at 東京・秩父宮ラグビー場
14:00キックオフ 第2試合
帝京大学 vs 摂南大学

一回戦の注目カードであった慶應義塾大戦を力でねじ伏せた帝京大には、王者の風格が漂う。No.8野口ら局面を打開できるFWの力強さは、群を抜く。SO徳永、CTB井本主将らBK陣の献身的なディフェンスも安定感を増している。
対する選手権初出場初勝利を飾り勢いにのる摂南大は、CTB山崎がハットトリックの活躍を見せ、得点力の高さを見せ付けた。ここにインパクトプレーヤーとしてシオエリ、リシモリが機能すれば、アップセットの可能性も十分ありえる。

12月28日(日)at 愛知・瑞穂ラグビー場
12:00キックオフ 第1試合
筑波大学 vs 早稲田大学

FB大野の活躍で福岡大学をやぶり二回戦に臨む筑波大だが、相手は対抗戦で0-64と大敗した早稲田大。勝負の鍵を握るのは、ブレイクダウンの攻防か。いかに早稲田大のペースを崩せるかがポイントになるだろう。攻撃の起点となるラインアウトを、LO廣澤、FL今野で優位に進めたい。
対する早稲田大は、一回戦屈指の好カード関東学院大戦を制し、一皮向けた感がある。BKの中心・FB田邉が戻ってきたことはチームにとって大きい。FL小峰ら機動力あるFWでリズムをつくり、WTB中濱、田中を自由に走らせたい。

12月28日(日)at 愛知・瑞穂ラグビー場
14:00キックオフ 第2試合
法政大学 vs 関西学院大学

BKに展開力のあるチーム同士の対戦となったこの試合。法政大は、やはりSH日和佐、SO文字の組み立てが鍵を握るだろう。小柄ながら最前線で体を張り続ける浅原、山森、鎌田の第一列の運動量にも注目したい。
対する関西学院大は、スピードスター長野を欠きながらも、7トライを奪う猛攻で初戦を突破、勢いに乗る。一回戦で3トライを奪ったFL西川のボールへの嗅覚には目を見張る。全員ラグビーを身上とする両チームの攻防に注目したい。