★アジアラグビーフットボール協会(ARFU)からのプレスリリース
HSBC アジア五カ国対抗 2009 HSBC アジア五カ国対抗 2009

HSBCアジア五カ国対抗(HSBC ASIAN FIVE NATIONS RUGBY TOURNAMENT)
2年目がスタート

HSBCアジアパシフィックのサンディ・フロックハートCEOと元イングランド代表のトライ王、ローリー・アンダーウッドもアジアラグビーの成長を祝う

[2009年4月2日 香港]: HSBCとアジアラグビーフットボール協会(ARFU)は本日2日19時(日本時間2日20時)、アジア五カ国対抗 (HSBC A5N)2年目を、さらに新しくなった大会として、迎えました。これに伴い、HSBCアジアパシフィックのサンディ・フロックハートCEO、ARFUのチェイワン・テ会長、そして、元イングランド代表のトライ数記録保持者であるローリー・アンダーウッド氏が香港の近代ビルとして有名なHSBCビルにて、記者会見を実施いたします。

パイロットという職業を持ちながらトライ王となった元ウィングのアンダーウッド氏は、イングランド代表として1984年から96年のあいだに85試合に出場し、49トライを上げ、また、ブリティッシュ・アンド・アイリッシュ・ライオンズ(British & Irish Lions)遠征にも参加し、6試合に出場しました。イングランド国内においては、14年間にわたって名門レスタータイガースにてプレー、ラグビーに対する貢献が称えられ大英国勲章第5位を授与されました。記録を樹立するほどの活躍を遂げた一方、パイロットとしても英国空軍に18年間所属していました。英国系マレーシア人であり、スポーツ選手およびパイロットとしての素晴らしいキャリアを持つアンダーウッド氏は、2年目を迎えて益々成長を遂げているアジアのラグビートーナメントシリーズのための理想的なラグビー親善大使です。

HSBCアジアパシフィック
サンディ・フロックハートCEOコメント:
「HSBCアジア五カ国対抗の2年目を迎えることができ、また、この大会がますます成長・発展し、アジアラグビーの普及が進んでいることを大変嬉しく思っております。HSBCと参加協会は、HSBC A5Nを通じて、アジア各地に草の根ラグビーをもっと普及させていきたいと思います。

ラグビーというスポーツには、リーダーシップ、品位、忍耐力、勇気といった、HSBCがワールドワイドに行っている事業経営において大切な要素の多くがあります。HSBCは、A5Nのほかにブリティッシュ・アンド・アイリッシュ・ライオンズ遠征のメインスポンサーも務めており、ラグビー界のスポンサーとしての功績を伸ばしております。私達は、世界のラグビーにとって極めて重要な年となるであろう今年を楽しみにしております」。

アジアラグビーの普及拡大を示すこととして、2008年、ヨルダンが、ARFU26番目の国として準加盟協会に加わりました。また、インドネシアラグビー協会がIRBの準加盟協会に、フィリピンとパキスタンがIRBの加盟協会に加わることが、承認されました。

このようなアジアにおける発展を反映し、A5Nシリーズも2年目にしてその規模を拡大することとなり、「ディビジョン3」のトーナメントが新たにフィリピンのマニラで開催されます。このディビジョン3のトーナメントは、フィリピン、グアム、インドネシア、イランが参加して7月に行われます。これにより、HSBC A5Nでは、トップレベルのトーナメントが、「トップ5」とその下の3つのディビジョン及び3つの地域トーナメントに分かれ、各トーナメント間の降格・昇格を伴いながら行われていくことになります。
2009年のA5Nの試合は、アラビアンガルフラグビー協会のあるアラブ首長国連邦から、ウズベキスタンまで、アジアの各国において行われ、中にはその地域において有名な競技場で行われるものもあります。

例として挙げられるのは、日本の大阪・近鉄花園ラグビー場、香港10人制大会の会場である香港フットボールクラブ、韓国Kリーグのグラウンドであるソウルのソンナムスタジアム、サッカーワールドカップ2010年大会欧州地区予選・イングランド対カザフスタン戦が6月に行われるアルマティ・セントラル・スタジアム、さらに、ラグビーワールドカップセブンズ2009年大会の試合会場としてドバイに建設されたザ・セブンズなどの競技場です。

「トップ5」の大会は今年も、5週間にわたってホーム&アウェイの総当り戦形式で行われ、昨年2008年度大会優勝の日本、準優勝の韓国に加え、香港、カザフスタン、そして、ディビジョン1から昇格したシンガポールが参加します。各試合は、4月25日から5月24日のあいだの週末に行われます。

今大会は、IRBの正式認可を受けており、ラグビーワールドカップの地区予選も兼ねることになっております。2010年の「トップ5」参加チームがアジアの出場枠1をかけて争うことになるため、今年は「ディビジョン1」の大会が、ラグビーワールドカップ2011年大会の公式予選試合となります。また、「トップ5」の試合についても、今年は降格したチームが自動的にラグビーワールドカップ2011年大会への出場権を得られなくなるため、ラグビーワールドカップ予選として扱われます。

降格・昇格のシステムは「ディビジョン2」にも用いられますが、今年から新設された「ディビジョン3」は、2009年については昇格のみが行われます。HSBC A5Nの降格・昇格システムは、世界のラグビートーナメントの中でもユニークなものであり、アジアで発展を遂げている各協会に平等な権利をもたらし、ARFU加盟26カ国の最下位からトップまでのチームが競争性のあるシステムの中で戦う環境が実現されています。

ARFUでは、スポンサーであるHSBCのサポートを受け、今年もアジアESPNスタースポーツによる今大会のテレビ放映を行います。「トップ5」については、毎週1試合、また、1時間のハイライト番組を放送する予定です。昨年のトップ5の試合は、スタースポーツ、ユーロスポーツ、ショータイムミドルイースト、スカイニュージーランド、Jスポーツ(日本) を通じて120万世帯近くに放送され、アジアラグビーがかつてない規模で世界の人々の目に触れました。

本日の発表は、世界のラグビーの中で著しい成長を遂げているアジアの長く素晴らしい歴史に新たな一章を加えるものです。ARFUのメンバー協会は、過去10年間で、1998年の10協会から26協会と倍以上に増え、アジアはラグビーの国際的な普及拡大の起点となっています。


香港上海銀行:
香港上海銀行は、HSBCグループの設立当初からの主要メンバーで、現在、世界86の国と地域の9,500箇所に支店があり、2008年12月31日現在で、2兆5,270億USドルの資産を持っており、世界最大の銀行、金融サービス組織です。

アジアラグビーフットボール協会 (ARFU):
ARFUは、インターナショナルラグビーボード(IRB)のもと、アジアにおけるラグビーを運営している組織で、1968年に創設されました。設立当初のメンバー数は8協会でしたが、現在その数は26協会に増加しました。ARFUの目的は常に、”ラグビーを健全に追求していく教育によって、アジアにおける身体的及び道徳的なスタンダードを向上し、アジア各国の絆を深めていくこと”です。また、ARFUはアジア各地域及び全域で行われている、男子、女子、ユースの15人制、7人制それぞれの数多くのトーナメントをサポートしています。