ダブリンでの真下副会長/専務理事。左はイングランド協会のマーティン・トーマス チェアマン

ダブリンでの真下副会長/専務理事。左はイングランド協会のマーティン・トーマス チェアマン

7月28日(火)、アイルランド・ダブリン、国際ラグビーボード(IRB)にて、「ラグビーワールドカップ(RWC)2015」大会ホスト国がイングランドに、そして「ラグビーワールドカップ(RWC)2019」大会は日本がホスト国に決定いたしました。

【関係各所からのメッセージをいただきました】

●内閣総理大臣コメント
http://www.kantei.go.jp/jp/asospeech/2009/07/28comment.html

●文部科学大臣談話
http://www.mext.go.jp/b_menu/daijin/detail/1282563.htm

【開催国決定記者会見参加(日本)】

●ラグビーワールドカップ2015/2019日本招致委員会 会長
財団法人 日本ラグビーフットボール協会 会長
 森 喜朗

「日本ラグビーにとって、そして世界のラグビーにとって、歴史的な日を迎えることが出来、感慨ひとしおです。我々が目指した『ラグビーのグローバル化』も実現に近づきました。6年にわたる招致活動においては、日々挑戦の連続でした。特に、2011年大会の招致失敗の後、多くの皆様から励ましのメッセージをいただき、これが今回の招致活動の後押しとなり、我々の支えになったのは言うまでもありません。
この度の開催決定で、日本ラグビーは新たなステージへの一歩を踏み出しました。大会開催までには、幾多の困難を乗り越えていかなければなりませんが、誰もが夢見る大舞台をホスト国として担う、誇りと責任を胸に、ラグビーで繋がるすべての皆様とラグビーワールドカップ日本大会を成功させたいと思います。
我々が訴えてきた「Tender for Asia」を認めてくれ、多くの可能性を秘めたラグビーという素晴らしいスポーツを世界に羽ばたかせるために、このような歴史的な決定を下してくれたIRB理事の皆様、そしてIRB、ラグビーワールドカップリミテッドに感謝します。
最後に、ご支援いただきました関係各所、ラグビーファンの皆様、そしてメディアの皆様、一緒に招致活動に邁進したアジア協会加盟ユニオンの皆様に心から感謝申し上げます」

●ラグビーワールドカップ2015/2019日本招致委員会 副委員長
財団法人 日本ラグビーフットボール協会 副会長
 和田文男

「ファンの皆さん、プレーヤー、長い間ラグビーを支援していただいているメディアの皆さんとともに、率直に喜びたいです。日本協会として身の引き締まる思いです。10年間でどう成功に導くか、7月31日に最後の招致委員会を開催したあと、開催準備委員会を立ち上げたい。専門的な知識が必要なので、外部から有能な人材にも入って頂きたい。代表強化についても10年後にピークを迎える選手層を押し上げてしっかり強化していかなければならない。基本理念のグローバリゼーションがありますので、引き続き日本が中心となって、アジア普及を続けていきたい」

●ジャパンラグビー トップリーグ キャプテン会議 代表
神戸製鋼コベルコスティーラーズ 主将
 大畑大介

「いい結果を聞けて興奮しています。一ラグビーファンとして、2019年にラグビーワールドカップが来ることを素直に嬉しく思います。子供のころ、ラグビーを始めた時に第1回大会をテレビで見ていました。こんなことが日本で行われるなんて、夢にも思いませんでした。自分が10数年、桜のジャージを着て、戦ってきたことが少なからず2019年大会の招致につながったのではないかと自負しています。ホスト国として日本代表がどれだけできるかが大事。トップリーグの発展なくして、日本代表の発展はないと思っていますので、キャプテン会議代表として、トップリーグのさらなる発展を目指して頑張ります。とにかく今は、嬉しいです!」

記者会見は、ダブリンからのライブ中継(IRBサイトのストリーミング)を見ながら行われた
記者会見は、ダブリンからのライブ中継(IRBサイトのストリーミング)を見ながら行われた

【日本招致団コメント】(現地アイルランド)

●ラグビーワールドカップ2015/2019日本招致委員会 委員長
財団法人 日本ラグビーフットボール協会 副会長・専務理事
 真下 昇

「私たちが訴え続けてきたラグビーのグローバル化の必要性をご理解いただき、2019年のラグビーワールドカップ開催地として日本を選んでくださったことを、心から嬉しく思っています。今回の結果は、ラグビーのオリンピック種目への復活にも大きなはずみとなると信じています。RWCという大きな目標に向かって、日本のラグビーは、アジアの友人たちと共に、新たな高み、新しいステージへと、大きな一歩を踏み出すことになります。
まずはIRB及びラグビーワールドカップリミテッドと密接に協議しながら、より精度の高い大会計画を策定することを急務としたいと思います。そして、参加してくださる選手や観客の皆様など大会に関わるすべての人々に素晴らしい環境を提供できるよう努めていきたいと思います。また、将来有望な若い選手たちには、大きな目標ができたと思いますし、彼らの未来に今から期待しています。ご支援いただきました関係各位、ラグビーファンの皆様に心より感謝申し上げます。より一層の熱意と努力を持って、これからもラグビー発展のために寄与してまいります」

●日本代表ヘッドコーチ
 ジョン・カーワン

「心から嬉しいです。ラグビーのグローバル化という意味でラグビーワールドカップの日本開催は有意義であるし、日本に帰って、若い子供たちに日本でワールドカップで開催され、それに出場できるという夢を語ることができるのは喜ばしいことです。日本協会の組織そのものにも改善の余地はありますが、チームの技術面もレベルアップしていかなければならないと感じています。現在、日本代表は世界ランキングで14位にいますが、協会としても、2015年にはトップ8になる戦略的目標を持っています。高校などのレベルをもっと上げることが必要だと強く感じています」

●ラグビーワールドカップ2015/2019日本招致委員会 委員
財団法人 日本ラグビーフットボール協会 理事/IRB 日本協会理事
 河野一郎

「2011年の招致活動から、長い道のりでここまできた。日本ラグビーの新しい1ページを開くことになると思います。それは、アジアへの扉を開けたことになると思います。これから良く準備をして、最高のラグビーワールドカップを目指したいと思います」

会見後、祝杯をあげる。森会長を中心に、左に和田副会長、岡本事務局長。右に大畑選手
会見後、祝杯をあげる。森会長を中心に、左に和田副会長、岡本事務局長。右に大畑選手