日本協会 A1級レフリー 麻生 彰久

日程

11月13日(金) 移動 マレーシア 麻生レフリー
マッチオフィシャルミーティング
11月14日(土) 予選リーグ
11月15日(日) 順位トーナメント
アフターマッチファンクション
11月16日(月) 移動
11月17日(火) 帰国

参加チーム

A:Penguin International/Kuching RFC/Sabah Eagles/Alumi Sekolah Alam Shah
B:NS Wonderers/Royal Selangor Club/Northlink College of South Africa/Terengganu
C:Borneo Eagles/Indian Invaders/Swanbourne Nomads of Australia
Jutera Letrik Jentera
D:Cobra/RMR Warrior/Royal Thai Navy/Alor Setar Blues
以上、16チーム

担当試合

First Round:(第1日)
Sabah Eagles vs ASAS
ASAS vs Penguin International
Alor Setar Blues vs Cobra
Borneo Eagles vs Swanbourne Nomads of Australia
Second Round:(第2日)
Penguin International vs NS Wonderers
【Semi Final】 Penguin International vs Borneo Eagles
【Pleate Final】NS Wonderers vs Northlink College of South Africa

大会を終えて

第40回COBRA10’S記念大会にレフリーとして参加することができとても嬉しく思います。マレーシアは30度を超える気温と突然の雨、湿度の高い環境下であるとの情報でしたが初日は曇り、そして時おり雨が激しく降ったり止んだりと肌寒さを感じるほどでした。2日目は初日とはうって変わって日差しが強く、30度を超える猛暑となり、タフな環境での試合を体験することができました。

16のチームが参加し、チームには国籍等関係なく、サモア・フィジー、ニュージーランド・オーストラリア・南アフリカ・イギリス・タイ・マレーシア・インディアなど様々な選手が参加し国際色豊かな大会でした。なかには6月に日本で行われたIRBジュニアワールドチャンピオンシップに参加していた選手もいました。

試合はインターナショナル10′Sというだけあり、とてもスキルフルでフィジカルなゲームばかりでした。7'Sに似かよっているため、ボールが常に大きく動き、選手も観客も、もちろん自身もラグビーを堪能できたと思います。
レフリーにとっては、とても厳しいゲームが続きました。さまざまな局面がとても早く、際どい。選手のプレーオプションも次々に出てきて、プレー選択決定が早い。よってレフリーはジャッジのスピードを上げると同時に正確性を問われました。また、的確なコミュニケーションを図りプレーが流れるよう促す必要もあり、常に緊張感を維持しなければならない状況でした。そして1日に4試合から5試合を担当し、精神的にも肉体的にも追い込むことができました。
このようなタフな経験をたくさん積むことでインターナショナルレフリーへのステップアップを図っていきたいと思います。今大会は今後の活動のバロメーターになるよい機会でした。
月末、トップリーグが再開します。トップリーグへのシフトチェンジを行い、トップリーグにフィットできるよう調整したいと思います。

最後になりましたが、このような貴重な機会を与えてくださいました日本ラグビーフットボール協会、審判委員会に感謝申し上げます。
そして、大会派遣へご配慮いただきました職場の皆様にこの場をお借り致しまして心より感謝申し上げます。