●5月18日(火) 国内合宿最終日の今日は午前中、クボタスピアーズの皆様の協力を得てチームスキル、ユニットスキルに取り組みました。 ゲームシチュエーションを踏まえてのAT・DFを相互に行いエリアでの攻撃パターン、ディフェンスシステムを確認しました。その後FW・BKに分かれてのユニット練習に移行し、FWはラインアウトからの攻防(ドライビングモールからのAT・DF)、BKはライン攻撃からのAT・DFを行いました。チームとして動く練習ができ、これまでやってきたことを含め、さまざまな事を確認することができました。練習終了後はクボタスピアーズの皆さんへ入江キャプテンから感謝の言葉が述べられ、遠征メンバーでクボタスピアーズ所属の手塚選手からもチームメイトに決意表明が行われました。クボタサイドからもジャパンAのメンバーに対し激励の言葉が贈られました。 午後は昨日と同様セントラルスポーツ新浦安にてプールリカバリー、ジムセッションを行いました。さらに森永乳業様のご協力により栄養セミナーを実施し、遠征中の栄養摂取等についてレクチャーを受けました。夕食前には本日が誕生日のネーサン・アンダーソン選手にチームからバースディーケーキがプレゼントされるサプライズがありました。 夕食後はプレーヤーズミーティングで一日を締め括り、明日からの遠征に向けた充実した合宿最終日でした。 クボタスピアーズさんのおかげで実戦的なチーム練習が行えました クボタスピアーズさんからエールを頂き、固い握手 ●5月16日(日) 本日もクボタグラウンドをお借りして午前、午後の二つのセッションを行いました。本日も好天に恵まれチームの調整は順調に進んでいます。 午前中は昨日同様FW・BKに分かれてのユニット練習を行いました。FWはセットプレーを中心にスクラム、ラインアウトの確認、そこからのサイドアタック、ドライビングモールなど二次攻撃までのアタックパターンを練習しました。BKはアタックパターンの確認とラインのコンビネーションプレーを幾度となく繰り返し練習しました。 午後はディフェンス中心の練習に取り組みました。FW・BK一体となり一次攻撃でのディフェンスを確認した後、ブレイクダウンでの攻防、最後はフルコンタクトでのアタックディフェンスを繰り返し行い、ハードなコンタクト練習に終始しました。 昨日、今日と2部練習をこなし選手は相当疲労していると思いますが、それ以上にマレーフィールドでのゲームを選手は楽しみにしており、それが選手たちの高いモチベーションとなり、練習に積極的に取り組んでいました。 ●5月15日(土) 本日もクボタグラウンドをお借りして午前、午後の二つのセッションを行いました。 午前の練習ではクボタスピアーズの皆さんとの合同練習という形でFW・BKに分かれ、ユニットスキルを行いました。 FWはスクラム練習にこだわり、一時間半スクラムだけに特化してクボタの選手とライブのスクラムに取り組みました。ハードなトレーニングでしたがチームとして、ユニットしてのFWが形になりつつあることを感じさせました。 BKは同じようにクボタの選手を相手にセカンドフェーズまでのアタックディフェンスでやるべきことの確認をしました。 これも一人一人がやるべき役割を確認でき内容の濃い練習になりました。 午後も引き続きクボタグラウンドにてインディビュアルスキルのボールポジション、ボディポジションの確認、コンタクトプレーから連続攻撃などハードなコンタクトスキル練習を行いました。 練習の締めはチームスキル。シチュエーションを考えチームとしてのアタック、ディフェンスを確認して本日の練習を終えました。 終日クボタグラウンドで厳しいトレーニングを積み、日に日にチームとなっていく様子が如実に感じられます。夕食はチームビルドを兼ねてホテルでの食事ではなく外でチームディナーを行い、選手・スタッフのコミュニケーションを図り、明日からの英気を養いました。 ●5月14日(金) 本日からクボタのグラウンドをお借りして本格的なチームスキルの練習に入りました。練習に先立ちクラブハウス内でミーティングを行い、薫田監督からチームとしてどう戦うか、その考え方、戦術、戦法の確認を行いました。グラウンドに出た選手たちは、初日とは格段にコミュニケーションが取れ、お互いに大きな声で指示を出しあっていました。少しずつひとつのチームに近づきつつあることを感じさせます。 古川コーチの指導でブレイクダウンの攻防、オフロードパスでのボディバランスなど基本的スキルを確認した後、FW・BKのユニットプレー、グラウンドいっぱいに使ってのコンビネーションプレーなど、予定時間を30分以上オーバーする充実した練習が行われました。遠征に賭ける意気込みが感じられた練習でした。 午後はセントラルスポーツ新浦安店さんのご協力を頂き、プール、ジムセッションでコンディションを整えました。 緊急召集された北川、仙波選手も合流しこれで遠征メンバー全員が揃いました。明日からは選手がより一丸となって練習に励み遠征に備えます。 山神FWコーチ 全体での意思疎通は短い期間の活動では必須です 活力源は十分な食事から 練習後はリラックスした表情に ●5月13日(木) 午前、午後共に本日はJALのグラウンドをお借りして練習を行いました。午前のセッションは国士舘大学の古田先生をお招きし、ビープテストを行い選手のフィットネスチェックを行うと共に、ハートレイトモニターを使用して心拍数を計測しました。その後ユニットスキルを実施、FWはラインアウトのコンビネーションを丁寧にあわせスローワーとキャッチャーのタイミングを計っていました。BKは2対2、3対3などのインディビジュアルスキル、ディシジョンメイキングのトレーニングに励みました。 午後は元Jリーガーの伊藤和磨トレーナーから、正しい姿勢、動作フォームのレクチャーを受けました。この動作フォームを利用してのスクラム、ラインアウト、スローイングをFWは実践、BKもランニングスキル、コンタクト時の姿勢などを学びました。今日の2つのセッションは十分に示唆に富んだものであり、今後のトレーニングに生かしてゆくべきものと感じられました。 夕食後のミーティングでも伊藤トレーナーの講義は続き体の矯正、体幹バランスの測定など遅くまで熱心に講義をしていただきました。選手・スタッフ共に、非常に充実した一日だったとの声がきかれました。 また、大変お忙しい中、練習にご参加頂きました、古田先生、伊藤トレーナーにお礼を申し上げます。 選手間でのコミュニケーションは非常に大切になります スクラムを組み姿勢と呼吸をチェック 伊藤トレーナー 薫田監督からもチェックが出ます 伊藤トレーナーには細かな部分までチェックして頂きました ●5月12日(水) 日本A代表の活動がいよいよ始まりました。本日からの国内合宿を経て19日にスコットランド・スペイン遠征へ向かいます。 お昼過ぎに、選手たちは新浦安のホテルエミオン東京ベイに集合しました。早速キックオフミーティングが行われ、まず、宿泊先のエミオン東京ベイ社長の吉田様から歓迎の言葉、激励のお言葉をいただき、次に日本代表チーム太田GMからこの遠征の意義、選手が果たすべき役割を熱く語り選手を鼓舞していただきました。 その後、薫田監督から「絶対にこの遠征を成功させよう。2011、2015年のRWCに繋げよう。そのためにも結果が求められる。成功とはすなわち勝つことだ」との熱い決意が語られました。選手もこのミーティングで今回の遠征の重要性を改めて認識しました。その後場所をクボタグラウンドに移し、最初の練習が行われました。いよいよ始まる日本A代表の活動にどうぞご期待ください。