このたび、日本ラグビーフットボール協会とラグビーワールドカップ2019組織委員会は、ラグビーワールドカップ2019(以下、RWC2019)の全国12開催都市の開催自治体(19自治体)および都道府県ラグビーフットボール協会(12協会)と共同で、RWC2019開催を契機にラグビーと地域社会をさらに発展させるための「ラグビーワールドカップ2019™ 未来計画 Dream Beyond 2019」(以下、未来計画)を策定しましたので、お知らせいたします。

レガシープログラム「Impact Beyond 2019」の一環として、この未来計画はラグビー界と開催自治体が一体となり、それぞれの開催都市においてラグビーを根づかせ、RWC2019の開催を通じて地域社会に貢献することを目指します。さらに未来計画では開催自治体と都道府県ラグビーフットボール協会が大会が終わった後も、地域のパートナーとして連携し、RWC2019を契機に残されるレガシーとラグビーという競技を日本全国、大人から子どもまで広く普及させることを目的としています。

この未来計画の活動として2018年度は4月から6月にかけて、開催12都市の各都道府県所属ラグビースクール178校と連携し、未就学児、小学生、中学生を対象とした「ラグビー一斉体験会」が実施されています。 ラグビースクールが全国規模で連動して体験会を実施するのは日本ラグビー界では初めてのことです。

なお、「Impact Beyond 2019」は日本を含めたアジア全体でラグビーを新しく始める人々を100万人以上増やすなど、参加者拡大と持続的なビジネスモデル育成によって世界のラグビー振興につなげていくことを目的とした、アジア初開催となるRWC2019日本大会のためのレガシープログラムです。https://www.worldrugby.org/news/248198

未来計画の基本姿勢は別紙「ラグビーワールドカップ2019™ 未来計画 Dream Beyond 2019の基本姿勢」をご参照ください。各開催都市での活動内容や今後の予定については、別紙にあるお問い合わせ先までご連絡ください。

 

■ワールドラグビー ビル・ボーモント会長のコメント

「ラグビーワールドカップ2019は日本全国各地で開催されることから、まさに国を挙げたイベントだと言えます。12開催都市と52件の公認チームキャンプ地との連携を深めていく中で、未来計画はImpact Beyond 2019を進める上で重要な役割を果たすこととなります。この取組みを通じて、大会がもたらす一生に一度の社会的・経済的な恩恵や感動を将来世代にも感じていただけることになるでしょう」

 

■日本ラグビーフットボール協会 岡村正会長のコメント

「昨年5月に発表した『Impact Beyond 2019』に基づき、いよいよ500日を切ったRWC2019のレガシーに向け、RWC2019組織委員会、日本ラグビーフットボール協会、開催都市や公認チームキャンプ地の地方自治体と都道府県ラグビーフットボール協会が主体的にかつ相互に協力して推進するラグビーワールドカップ2019™ 未来計画 Dream Beyond 2019を取りまとめました。計画はラグビーを通じて地域の未来を創る取組みです。RWC2019をすべての関係者にとって参画した価値がある大会にするために、皆様のご理解とご協力を賜り、着実に取組みを進めて参ります」

 

■ラグビーワールドカップ2019組織委員会 嶋津昭事務総長のコメント

「ラグビーワールドカップは、世界最大級のスポーツの祭典であり、その効果は開催都市にとどまらず日本全国に波及します。『未来計画』は、大会の成功とともに、5年後、10年後に『日本で開催してよかった』と思われる大会にするための基本姿勢と施策をまとめたものです。

日本ラグビーフットボール協会、開催都市の都道府県ラグビーフットボール協会および地方自治体が実現したい未来、それに向けた取組みを計画し、ラグビーワールドカップ2019組織委員会が編集して各団体の連携を図りました。『絆 協創 そして前へ』すべての関係者が一丸となって、素晴らしいレガシーがのこる大会にしていきましょう」