公益財団法人日本ラグビーフットボール協会は、日本政府が推進する対日理解促進交流プログラム「JENESYS2018」招へい事業※1に協力し、「Impact Beyond 2019」※2および「アジアンスクラムプロジェクト」※3の一環として、同プログラムで来日するASEAN諸国及び東ティモールの青少年を対象に9月21日(金)~23日(日)の3日間にわたりラグビーを通じた国際交流事業を実施します。
本プログラムは、2019 年に日本で開催されるラグビーワールドカップ、および2020 年に東京で開催されるオリンピック・パラリンピックに向けた関心を高めるべく、ASEAN10 カ国(ブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム)と東ティモールから、ラグビーに関心を有する青少年(男女)と各国ラグビーフットボール協会役員・関係者等を招へいして実施するもので、2016年度以来今回で3年連続の開催となります。
今年度も164名が来日し、下記の日程で東京都、静岡県を訪問します。静岡県御殿場市の時之栖(ときのすみか)スポーツセンターで日本チームを加えた各チームとの合同練習や交流試合を行い各国との交流を深めます。2019年ラグビーワールドカップの開催地である静岡県、静岡県ラグビーフットボール協会の協力を得て実施し、開催地の機運醸成、レガシー創造に寄与します。今年度は新たに静岡県内の大学生がタグラグビーティーチャーとなって指導にあたります。
※昨年度実施した際の様子(静岡県・御殿場市)
また、本事業にはラグビー元日本代表向山昌利氏、菊谷崇氏、冨岡耕児氏、守屋篤氏が参加し、代表選手としての経験をいかしてラグビー精神を伝えるとともにタグラグビーの指導を行います。
■実施概要
日程(予定)
9/18(火) |
【来日】成田/羽田国際空港より来日 【移動】静岡県へ移動 【オリエンテーション】 |
9/19(水) |
【自治体概要説明】静岡県地域概要紹介 【企業視察】ヤクルト富士裾野工場(ブルネイ/マレーシア/フィリピン/シンガポール/インドネシア/東ティモール) 【企業視察】アサヒ飲料富士工場 (カンボジア/ラオス/ミャンマー/タイ/ベトナム) |
9/20(木) |
【ASEAN概要講義】ASEAN事務局 【歴史的建造物視察】三嶋大社 【学校交流】静岡県立御殿場南高等学校/静岡県立御殿場南等学校/静岡県立裾野高等学校/静岡県立小山高等学校 |
9/21(金) |
【テーマ関連講義】「より良いASEANの実現に向けて ―タグラグビーを用いて―」(タイトル仮) 【スポーツ交流】タグラグビールール説明、合同練習等 |
9/22(土) |
【スポーツ交流】タグラグビー合同練習(混成チーム) |
9/23(日) |
【スポーツ交流】タグラグビーフレンドリーマッチ(混成チーム、日本チームとの交流) 【ワークショップ(報告会準備)】 |
9/24(月) |
【移動】東京都へ移動 【最先端技術視察】日本科学未来館 |
9/25(火) |
【表敬訪問】政府関係者 【成果報告会】 【歴史的建造物視察】浅草寺 【帰国】成田/羽田国際空港より帰国 |
※1 対日理解促進交流プログラム「JENESYS2018」とは
日本とアジア大洋州の各国・地域との間で、対外発信力を有し将来を担う人材を招へい・派遣し、政治、経済、社会、文化、歴史、外交政策等に関する対日理解の促進を図るとともに、親日派・知日派を発掘し、日本の外交姿勢や魅力等について被招へい者・被派遣者自ら積極的に発信してもらうことで対外発信を強化し、我が国の外交基盤を拡充することを目的とする外務省事業。
※2 Impact Beyond 2019とは
ワールドラグビー、アジアラグビー、日本ラグビーフットボール協会の三者のパートナーシップによる、アジア初開催となるラグビーワールドカップ2019日本大会のためのレガシープログラム。
以下の4つの主要ポイントに重点を置き、各協会がラグビーへの参加者の拡大を図り、持続可能なビジネスモデルの育成を可能にするもの。
1. GROWING THE GAME IN JAPAN(日本におけるラグビー振興)
2. GROWING THE GAME IN ASIA(アジアにおけるラグビー振興)
3. GROWING BROADCASTING IN ASIA(アジアにおける放送網の拡大)
4. GROWING THE GAME GLOBALLY(世界におけるラグビー振興)
※3 アジアンスクラムプロジェクトとは
ラグビーワールドカップ2019日本大会の開催国としての理念「アジアのためのラグビーワールドカップ」の実現と、アジアラグビー発展のため、日本ラグビーフットボール協会が2011年より取り組む活動。