東京2020大会は、その大会ビジョン「スポーツには世界と未来を変える力がある。」の基本コンセプトとして「全員が自己ベスト」「多様性と調和」「未来への継承」を掲げています。「東京2020D&Iアクション -誰もが生きやすい社会を目指して-」も、これらの考えに基づいています。


新型コロナウイルス感染症による新たな差別や格差の拡大といった社会の分断が深まる中、大会に参画する多様な個性がある多くの人が、自分らしさを発揮して、違いを認め合い、違いを活かしながら協力することのすばらしさを改めて認識する場が、東京2020大会です。


私たち一人ひとりは、人種、肌の色、性別、性的指向、性自認、障がい、言語、宗教、政治的又はその他の意見、国あるいは社会のルーツ、財産、出自やその他の身分などの理由による、いかなる種類の差別がなく、互いを認め合い、誰もが自分らしく生きられる共生社会を目指します。     


東京2020大会を契機として、私たちの社会と未来に向けて何ができるかを考え、大会後も実践していくものとして、私たちのアクションを宣言します。

 

  • 私たち日本ラグビーフットボール協会は、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会が、東京2020大会を介して取り組む、共生社会の実現を全面的にサポートします。

    また、2021年7月23日に宣言した、以下の点を実行してまいります。
  • 私たち、日本ラグビーフットボール協会は、「品位-Integrity-」「情熱-Passion-」「結束-Solidarity-」「規律-Discipline-」「尊重-Respect-」という精神を掲げる「ラグビー憲章」を広く発信することで、共生社会への理解を促進し、その実現に寄与します。
  • 私たち、日本ラグビーフットボール協会は、出身国や人種、言葉や文化が異なり、また、体の大きさや身体特性も様々な選手達が、ラグビー日本代表として‘One Team’となり活躍する姿を皆さんに示すことで、ダイバーシティ&インクルージョンを体現し、共生社会の理解を促進し、その実現に寄与します。

 

 

2021年8月18日

日本ラグビーフットボール協会

  会長  森 重隆