5月5日にお亡くなりになった公益財団法人日本ラグビーフットボール協会A級レフリー麻生彰久氏の長男修希(しゅうき)くん(享年4歳)の死を悼み、現地時間5月10日20時(日本時間11日1時)からドバイのザ・セブンズで行われるHSBCアジア五カ国対抗2013 第4戦 対アラブ首長国連邦(UAE)代表で、日本代表選手が喪章を着用いたしますので、お知らせします。

修希くんは1歳9カ月の時、拡張型心筋症(心臓の筋肉が拡張し薄くなり心機能が悪化し続ける特定疾患指定の難病)と診断され、米国で心臓移植手術を行うことになりました。保険が適用されない米国での移植手術に必要な1億5000万円の費用を集めるため、全国のラグビー関係者有志が競技場での募金活動などに取り組み、ファンの方々を含む多くのラグビーファミリーの皆さまのご協力のお陰で、米国での移植手術が実現しました。当時の競技場での募金活動には、日本代表選手も参加しました。

UAE代表戦では、選手は喪章として左上腕に黒いテープを巻いて戦う予定です。この試合でゲームキャプテンを務める菊谷崇・日本代表バイスキャプテンは「ラグビーファミリーの大切な仲間を突然失ったことに、選手全員が深い悲しみを感じています。UAE代表戦では、日本ラグビー界を代表して修希くんへの弔意を示したいと思い、選手同士で話し合って喪章を着けることにしました」と話しました。