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筑波大学の古川監督(右)と内田キャプテン |
筑波大学
○古川拓生監督
「本日はありがとうございました。大学選手権でやりきれなかったことをやりきろうと臨んだ試合でした。ディフェンスでは、インサイドブレイクをさせないこと、アタックでは1対1でボールを継続しようと言ってきました。筑波もコカ・コーラさんもボールを動かすチームで、我々がボールを扱うミスが多かったかと思います。まだまだ、こういう舞台で力を出し切れないことが分かったので、3年生以下がこの経験を生かしてやってくれると思います」
──今年の出来は?
「1年1年の積み重ねたものが今シーズンの試合に出ました。やるべきことができれば、社会人に対してもやれると思います。もちろん、すべて80分やり続けることと、フィールドにいる選手全員がそのことを分かっていることが前提ですが」
──社会人との戦いの準備は可能か?
「実際に、このシステムが来年度も同じなら、考えようはあると思います。去年、国立に初めて出て、自分たちのリズムで試合ができなかった経験がありました。今年、この時期までチームを継続して、日本選手権を経験しました。また、次のチームがスタートするときに社会人との試合で勝利することを目標にしていくことも必要です」
──テストなどでコンディション維持は困難だったのでは?
「決勝の後、1週間でセンター試験があり、1週間オフにしました。実際、その間に学生としてやらなければならないこともありましたが、2週間あったので、1回戦にはきちんとした準備をしてきました」
──社会人とのフィットネスの差は?
「今のままではダメです。今年と同じでは、チームとしての成長がありません。この試合を経験した選手がチームの財産です。その意味で4年生に感謝しています」
○内田啓太キャプテン
「本日はありがとうございます。相手が社会人ということで、もしかしたら善戦したらよいとか、良い部分があればとか思って見ていらしたかもしれませんが、僕たちは直前まで、絶対に勝つとモチベーションを上げて臨みました。結果は負けで、それ以上でも以下でもなかったと思います。コカ・コーラさんより走ってゲインできたところもありました。ディフェンスは接点の差で上回られたかと思います。来年以降、3年生以下が頑張ってくれると思います」
──社会人と学生の差は?
「もちろん、一人一人の接点の強さを感じましたが、サポートさえ良ければ十分やれると感じました。1対1の力の差は、社会人の方がはるかに上でした」
──ノックオンなども目立ったが?
「ミスが少ないことを目指したのですが、コカ・コーラさんのプレッシャーが強かったというより、自分たちの精度が低かったからだと思います。滑ったわけでもなく、相手を見たわけでもありません」
──選手はメンタル面、フィジカル面でリカバーできたのか?
「正直、大学決勝戦とまったく同じモチベーションではありませんでした。しかし、帝京戦でできなかったことをやるという気持ちでしたし、皆、絶対に勝つと臨み、気持ちを切らさずにできました」 |