財団法人日本ラグビーフットボール協会は1月21日、ラグビー女子日本代表の新スポンサーとして、大正製薬株式会社と太陽生命保険株式会社の2社様を発表しました。両社にご協賛いただく対象は、15人制、7人制両方の女子日本代表チームです。女子日本代表を対象としたスポンサー契約は今回が初めてとなります。

大正製薬株式会社様には2001年より「日本代表オフィシャルスポンサー」としてご協賛いただいており、男子の7人制日本代表やU20(20歳以下)日本代表もご支援いただいています。また、2002年から、海外の代表チームなどを招いて日本代表が対戦する「リポビタンDチャレンジ」の大会冠スポンサーも務めていただいています。今年6月の大会には、一昨年にニュージーランドで開かれた「ラグビーワールドカップ2011」で四強入りしたウェールズ代表の来日が決まっています。

太陽生命保険株式会社様には2011年より「太陽生命カップ全国中学生ラグビーフットボール大会」に冠スポンサーとしてご協賛いただいております。「太陽生命カップ」にはU15女子7人制エキシビションマッチの部があり、昨春の男子7人制ラグビーの国際大会「東京セブンズ」での女子7人制エキシビションマッチもご協賛いただくなど、以前から女子ラグビーへのご支援をいただいております。

女子15人制日本代表は、今年後半に予定されている「女子ラグビーワールドカップ2014フランス大会」のアジア地区予選で3大会ぶりの出場権を獲得することを目指しています。
1月10、11日には、味の素ナショナルトレーニングセンター(東京都北区)で、昨年12月2、15、23日に開催された女子の関東、関西、九州代表による「女子三地域対抗」で選抜された代表候補選手による強化合宿を行いました。

一方、女子7人制日本代表の本年最高の舞台は、6月28 - 30日(女子の部は29 - 30日)にモスクワで開かれる「ワールドカップ・セブンズ2013」(女子の部は16カ国・地域参加)となります。

今回の女子日本代表新スポンサー決定について、弊協会は1月21日、明治記念館(東京都港区)で発表会を開き、大正製薬株式会社の上原明代表取締役会長と太陽生命保険株式会社の田中勝英代表取締役社長にもご出席いただいて発表いたしました。発表会には7人制女子日本代表も参加し、7人制が2016年のリオデジャネイロオリンピックから正式競技になることから、北京、ロンドンの両オリンピックの競泳に出場したオリンピアンの伊藤華英さん(セントラルスポーツ)に司会をお願いしました。

女子7人制日本代表は、1月21日午後より味の素ナショナルトレーニングセンターや陸上自衛隊習志野駐屯地(千葉県船橋市)で行う合宿に入り、1月28日にアメリカ遠征に出発します。2月12日までの遠征中は、「IRB女子セブンズワールドシリーズ(IRB Women’s Sevens World Series)第二戦・アメリカ大会」(2月1 - 2日、ヒューストン)と「ラスベガス招待大会(Las Vegas Invitational)」(2月8 - 10日、ラスベガス)に参加します。

IRB女子セブンズワールドシリーズは、国際ラグビーボード(IRB)が主催する女子7人制ラグビーの国際サーキットで、2012-2013年シーズンから始まりました。今シーズンは全4戦が行われ、日本は第二戦・アメリカ大会のほか、第三戦・中国大会(3月30 - 31日、広州)にも参加します。

◎財団法人 日本ラグビーフットボール協会会長 森 喜朗

「ラグビー女子日本代表の初めてのスポンサーとして、大正製薬株式会社様と太陽生命保険株式会社様にご協賛いただくことになりましたことを、御礼申し上げます。
今回、両社に女子日本代表のスポンサーとなっていただいたことは、単に代表チームの強化にとどまらない、大きな意味を持っております。
私ども日本ラグビーフットボール協会では、2019年にラグビーワールドカップを日本で開催いたします。これは世界で三番目に大きいスポーツイベントであり、日本のスポーツ界が経験したことのない規模の国際大会でもあります。2019年は、伝統国以外が開催する初めてのワールドカップとなります。
これは、ラグビーのグローバル化という観点から大きな意義のあることです。一方で、我々もワールドカップの開催国に相応しいラグビー文化を、6年後に向けて築いていかなければなりません。
両社が女子日本代表をご支援下さることは、女子ラグビーのみならず、日本ラグビー全体の発展につながることと、心から感謝いたします」

リポビタンD 太陽生命