天理大学 24-36 流通経済大学【セカンドステージ 2012年12月23日(日) /埼玉・熊谷スポーツ文化公園(県営熊谷ラグビー場)】 天理大学の小松監督(右)と芳野キャプテン 天理大学 ○小松節夫監督 「今年の集大成の、いちばんのゲームにしようと臨みました。アタックは充分に通用したと思いますが、流通経済さんの攻撃を止めきれず勝利には結び付けられませんでした。選手たちは最後まで懸命に闘ってくれたましたし、次の年につながるゲームをしてくれたと思います」 ──関東と関西のチームの違いについて。 「あまり感じなくなってきました。今日のゲームについていえば、ゴール前の強さ、個人技の高さについては、流通経済さんなりのものと感じました」 ──大会システムについて。 「ポイント制はわかりにくいと感じましたが、我々としては、気にせず戦えたと思っています。三試合やれたのは良い経験になりました」 ──昨シーズン準優勝でマークされた? 「そこは感じていません。毎年メンバーも入れ替わり、昨年の主力も抜けましたが、関西で勝つこともできましたし、選手権に進み、結果的には去年の成績には届きませんでしたが、学生たちは前向きにやってきてくれましたので、来年につながる結果だったと思います」 ○芳野 寛キャプテン 「今日の試合は、我々の強みのあるバックスでボールを動かそうと臨みました。ただ、ディフェンス面で流通経済さんの速くて大きなFWに食い込まれてゲインを許したことが敗因です。良い形でとれたところもありましたので、今後につながっていくと思います」 流通経済大学の内山監督(右)と児玉キャプテン 流通経済大学 ○内山達二監督 「大学選手権の最後となりましたが、若いチームですが、選手スタッフ含め一丸となってここまでやってこれました。本日の試合は、前半ちょっと気持ちが入り過ぎてコンタクトシュチエーションに寄り過ぎたところ、外側を攻められて得点を許してしまったという展開になってしまいました。課題はありますが、最後は勝利に結びつけるゲームができたことは、今年、選手自身が高いモチベーションでやってきたこと、児玉主将中心にしっかりチームを作ってきたことの結果だと思います」 ──モチベーションについては? 「ひじょうに高いモチベーションで臨めたと思います。関西一位のチームと戦うということもありましたし、一試合一試合大事に闘うのが私たちのスタイルですので」 ──大会のシステムについて。 「レベルの高いゲームが3戦できるというのは、選手たちは体が厳しいですが、強化にはつながると思います。できればベスト8からトーナメントとなれば、もっと楽しめるのかなと思いました。個人としては良いシステムではないかと感じています」 ○児玉大輔キャプテン 「今日の試合は、まず自分たちから仕掛けていくプランだったのですが、気持ちの空回りするところを突かれ、先制されて厳しいゲームとなりました。ブレークダウンの激しさであったり、一人一人の強さといったところは相手に対して圧倒できたかと思っています」 ──追いついて突き放すことができた要因は? 「自分たちのやってきた形で取り返せたのは、とても良かったと思いますし、気持ち的にも余裕が持てました」