8月13日
女子セブンズ日本代表「サクラセブンズ」は、8月13日にリオデジャネイロオリンピックでの試合を終えて日本に帰国しました。
空港では多くのファンやメディアの方々に迎えられました。
結果は10位。応援してくださった皆様には、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。
引き続きサクラセブンズ、そして女子ラグビーの応援をよろしくお願いいたします。
8月2日
サンパウロの滞在は本日が最終日となりました。滞在中は晴天に恵まれて、過ごしやすく快適にトレーニングすることができました。
本日の朝食で、この宿泊施設の食事は最後。朝食後、美味しい食事を用意してくれたお母さんたちにサクラセブンズからお礼の気持ちを伝えました。一つひとつの出来事が、リオデジャネイロオリンピック前、最後の出来事になっていくと思うと、少し寂しい気持ちになります。
午前は、練習試合のレビューミーティングを行い、サクラセブンズがやるべきことをチームで確認しました。
その後グラウンドに移動し、ミーティングで確認した動きを繰り返し行い、集中して30分間のトレーニングを終えました。
出発前、お世話になった方々と記念撮影。オリンピックでの活躍を約束して宿泊施設を後にしました。
宿泊施設からサンパウロ・ヴィラコッポス空港まではバスで約30分。そこから1時間のフライトで、リオデジャネイロ・アントニオ・カルロス・ジョビン国際空港に到着しました。いよいよオリンピックの舞台、リオデジャネイロに到着です。
空港には日本の報道陣も多数集まっていて、サクラセブンズの注目度の高さが伺い知れました。選手団はそのままバスで選手村に向かい、試合本番に向けて最終調整に入りました。
試合日まであと4日。みなさまの応援よろしくお願い致します!
7月31日
7月も最終日を迎え、いよいよリオデジャネイロオリンピックの開幕まで、あと5日になりました。本日もサンパウロジャパンSPJのみなさんに練習相手をして頂き、昨日と同様、対カナダを想定した試合形式を7分×3本行いました。
3日間、トレーニングにお付き合い頂いたサンパウロジャパンSPJのみなさんとは、今日でひとまずお別れです。トレーニングの最後にみんなで集合写真を撮影しました。
また、今回の遠征メンバー14名の記念撮影を行いました。
歴史上初めてとなる7人制ラグビーのオリンピック競技採用。ラグビー関係者にとっては悲願の出来事になりました。
ブラジル遠征に来ているメンバーはこの14名ですが、サクラセブンズはこれまで多くの方々に支えられてここまでくることができました。共に戦ってきた仲間、女子ラグビーの初期の時代を築いてきてくださった諸先輩がた、ずっと応援してくださったスポンサー様、家族、所属企業、学校、クラブチーム、メディアの方々、ファンのみなさん・・・。
女子ラグビーに関わる全ての方々の代表として、サクラセブンズは8月6日からの3日間を戦い抜きます。
7月30日
本日もサンパウロジャパンSPJのみなさんに練習相手をして頂き、試合形式を7分×3本行いました。
本番ジャージーを身につけてのトレーニングは今回が初めて。
まずは試合の入場シーンから再現。キャプテンを先頭に、本番さながらの緊張感の中、ゲームはスタートしました。
本日の練習試合は、オリンピックの初戦で対戦するカナダ代表を想定して行いました。練習試合を通して、これまでサクラセブンズの行ってきた戦術がどれほど相手に通用するのか、また、イレギュラーな動きをする初めての対戦相手に、どうやって日本のやりたいラグビーをするのかを最終確認するとても良い機会になりました。
夜はチームディナーでシュラスコを頂きました。8月に誕生日を迎える竹内亜弥選手、冨田真紀子選手、加藤慶子選手のサプライズ誕生日会も実施。つかの間のリラックスした時間を過ごし、リオデジャネイロオリンピック本番に向けて英気を養いました。
プレゼントを手に嬉しそうな表情を浮かべている、左から冨田真紀子選手、竹内亜弥選手、加藤慶子選手。
リオデジャネイロオリンピック本番まで、あと1週間です。
7月29日
最終合宿3日目の本日は、朝6時30分のトレーニングから開始しました。サクラセブンズがオリンピックに向けて始動してから約5年。この5年間で何度も早朝練習を繰り返してきましたが、本日が、オリンピック本番までで最後の早朝練習の日になりました。
夜明け前の薄暗い中、選手たちはジムで黙々とウェイトトレーニングをこなし、その後グラウンドでフォワードとバックスに分かれてユニットトレーニングを行いました。
午前と午後のグラウンドトレーニングでは、サンパウロ駐在の日系企業の方々が結成しているラグビーチーム「サンパウロジャパンSPJ」が練習相手を務めてくださいました。みなさまとの出会いは、今年2月にワールドラグビー女子セブンズシリーズブラジル大会でサンパウロ遠征した時に遡り、その時はサクラセブンズのために激励会を開いてくださいました。再会を誓って早5ヶ月。平日にも関わらずサクラセブンズのために駆けつけてくださったサンパウロジャパンSPJのみなさまとそのご家族の方々には、感謝してもしきれない思いでいっぱいです。
サンパウロジャパンSPJとの合同トレーニングは31日まで続きます。
7月28日
最終合宿2日目。午前はS&Cトレーニングとグラウンドトレーニングを行いました。本日も初日と同様に、身体を動かすことと、反応レベルを上げることにフォーカスしました。
練習前の桑井亜乃選手。ストレッチしている最中でした。
横尾千里選手は、念には念を入れて虫除けのスプレーをしていました。コンディション管理もアスリートの重要な仕事の一つです。
S&Cトレーニングは岩﨑裕介コーチのもと、2グループに分かれて上半身を中心に行いました。
その後、ロッカールームでミーティングを行いました。岩井優アナリストは映像を使いながら、これから始まるトレーニングのフォーカスポイントについて、選手たちに再確認しました。
ミーティングが終わって選手たちがグラウンドに出ると、男性スタッフ全員が女子選手のトレーニングジャージーに変装していました。それを見て選手たちは大喜び!午前の練習中は変装したままトレーニングを続けた男性スタッフでしたが、これも、オリンピックを目前に緊張する選手たちをリラックスさせるためにスタッフが考案したサプライズ企画でした。その後のトレーニングが、より雰囲気よく、集中力を持って行われたのは、言うまでもありません。
練習後の食事は、毎回楽しみの一つです。美しいロケーションの中、日本食を中心とする美味しいメニューを頂いています。メニューはチームの管理栄養士にコントロールされていて、施設の日系シェフの方がレシピにそって作ってくれています。左から三樹加奈選手と、鈴木彩香選手。
午後の練習は、アタックやディフェンスを中心に約1時間行いました。グラウンドには、大きな野鳥のゲストが舞い降りてきました。恐る恐る通過しようとする、左から三樹加奈選手、横尾千里選手、竹内亜弥選手。
29日は早朝からの3部練習が予定されています。リオデジャネイロオリンピックの初戦まで、あと9日です。
7月27日
ダラスから約10時間のフライトを経て、サンパウロ・グアルーリョス国際空港に到着しました。
空港から合宿地のイトゥーまでバスで約2時間。その道中、警察車両にチームバスを先導して頂き、スムーズに合宿地に入ることができました。
合宿地はイトゥーのスポーツ施設。広大な敷地の中に、宿泊施設やグラウンド、プール、スパ、ジムなどが完備されていて、オリンピック前の重要な時間を過ごすために、最高の環境が整っていました。
施設に到着したのは昼過ぎ。昼食後、少し休んでから、最終合宿初日のトレーニングを行いました。トレーニング開始前、今回の全選手とスタッフがグラウンドに集まりました。浅見敬子ヘッドコーチは最初の円陣で「短い期間ですが、とてもいい環境でトレーニングできます。まずはラグビーにしっかり集中しましょう」とチームに呼びかけ、中村知春キャプテンも「常に高い集中力で、最初からいい練習をしましょう」と呼びかけました。
トレーニングは7割程度の強度で行われ、汗をかいて新陳代謝をあげて、長時間の移動で固まった身体をほぐしました。
トレーニングが終わった頃には、すっかり日も落ちて薄暗くなっていました。
7月26日
成田空港を出発してから約12時間後、サクラセブンズはサンパウロへの乗り継ぎのため、アメリカ合宿国・テキサスにあるダラス・フォートワース国際空港に到着しました。ダラスでは、空港の外に出て広場で軽く汗を流すなど、時差調整しながらゆっくりと過ごしました。
広場に到着してすぐに選手たちが始めたのは「だるまさんが転んだ」ゲーム。フライトで固まった身体を、楽しみながらほぐしました。
その後、ストレッチやランニング、ラインアウトなどを行い、ダラスでのトレーニングを終了しました。
ダラスの滞在時間は約12時間。サクラセブンズは、再びサンパウロを目指して出発しました。
7月25日
女子セブンズ日本代表「サクラセブンズ」は、いよいよ最終合宿地のサンパウロに向けて成田空港を出発しました。出発にあたっては、女子ラグビー日本代表オフィシャルパートナーである日本航空株式会社様に出発セレモニーを開催して頂き、リオデジャネイロオリンピックから新しく競技に追加される7人制ラグビー日本代表の歴史的な門出が、より一層、華々しいものとして彩られました。
セレモニーの中で、中村知春キャプテンに寄せ書き入りのフラッグを渡してくださったのは、現在、日本航空に勤務していて、元ラグビー女子15人制日本代表の上村英理さんでした。仲間との久々の再会に、選手たちは嬉しそうな表情を浮かべていました。
空港や飛行機内では、多くの方々にリオデジャネイロオリンピックに向けて励ましの言葉をかけて頂きました。
みなさんの応援を力に変えて、サクラセブンズは初のオリンピックという大舞台に臨みます。