日本代表スコッド参加メンバー | スケジュール ■2012年7月20日(金) at 長野・上田市菅平高原 菅平合宿5日目、最終日。 今日は早朝から近くの滝へ向かい「リカバリー」。気温も低く、水温も手がしびれるような冷たさの中、選手たちは「滝行」にチャレンジ。 冷たさと滝の水量に躊躇する選手もいましたが、多くの選手が滝に打たれ、気が引締められた模様。 「滝に入るのは初めてでしたが、いいリフレッシュになりました」(竹中選手) 自然の大きな力を感じる、「リカバリー」になりました。 滝リカバリーを終えて グラウンドでの最後の練習は、午前中に約1時間程度行われました。昨日の高阪氏のセッションのエッセンスを取り入れた、低さと速さと激しさの練習や、今回初めて取り組む、ゴール前でのサインプレーの練習を行い、合宿は終了。 最後の円陣は本合宿恒例となった、最年少の高校3年生、山沢選手がしっかり締めて終了となりました。 2015年トップ10に向けての強化合宿となった今回の菅平。スキル、フィットネスを学び、鍛えた選手たちは、この後各々のチームに戻りますが、チームに戻ってからのトレーニングも非常に大切です。意識を高く、そしてトップ10へ向けた気持ちを切らすことなく、選手たちは日々のトレーニングに取り組んでいかなければなりません。 「自分たちのことだけではなく、周りの所属チームの選手たちにも、いいものはどんどん広めて、日本のラグビーを引っ張っていくと自覚しよう。そして、トップリーグでは対戦相手としても、頑張ろう」(廣瀬主将) 「いい合宿でした。一体感があり、ベテランプレーヤーはリーダーシップを。若手プレーヤーはやる気を見せてくれました」(ジョーンズHC) 11月を予定している秋の国際試合(遠征)まで、日本代表としての活動はしばらくお休みですが、トップリーグを始め、大学、そして高校の試合で今回参加した選手たちの活躍をご期待ください。また、是非グラウンドに足を運んでいただき、レベルアップした選手たちへご声援をどうぞよろしくお願いいたします。 最後に、菅平合宿を行うにあたり今回も大変多くの方々にお世話になりました。 合宿集合時に歓迎、また差し入れをいただいた上田市を始め、長野県ラグビー協会、菅平の関係各位、荷物の運搬をお手伝い頂いたスタッフ有志の皆さん、そして、宿泊先となった菅平高原温泉ホテルの皆さまには短い期間でしたが、食事から送迎、グラウンド、その他多くのことに便宜を図っていただき、大変お世話になりました。おかげさまで大変有意義な合宿を実施することができました。この場をかりまして、皆さまに御礼申し上げます。まことにありがとうございました。 低く強く 橋野選手と山沢選手(右) 動きの中で「はやさ」を ■2012年7月19日(木) at 長野・上田市菅平高原 菅平合宿4日目。 今日の午前中は「世界のTK」こと、高阪剛氏による特別セッションが行われました。 世界を相手に、181cm・105kg(現役時)と決して格闘家としては大きくはない身体で結果を残してきた、高阪氏の「JAPAN WAY」を学ぶ機会として、今回の合宿メニューにこのセッションは組み込まれました。 高阪氏 高阪コーチの話に耳を傾ける選手たち 小さな日本人が世界に勝つためには「低さ」と「スピード」 誰もが認識しているこのテーマを克服するためのヒントが、今日のセッションには多く含まれていました。 選手は普段しない動きや、使わない筋肉を使い、いつもとは違う負荷を得ます。 そして何より選手たちが刮目したのは、高阪氏のタックルに入るスピード。 タックル自体のスピードだけではなく、その「動作」の圧倒的な早さ。 相手の懐に強い姿勢で素早く潜り込む。 「今回学んだことを、ラグビーにどう活用していくかが、大事だと思います」(大野選手) そして最後の高阪氏の言葉。 「自分にどれだけ自信をもてるか。大きな外国人を相手にした時、私の経験では2cm下がったら、確実に負けます。やられます。1cmでも前に出ること。理屈じゃなく、1歩でも前に。こいつよりも強いと信じること。それには日々の練習です。そういう強い気持ちを持って、世界に挑んで欲しいと思います」 「JAPAN WAY」。日本が世界と戦うために、そして勝つために、競技は違えど目指す方向は同じです。 リハビリ組もトレーニング 加速を意識しながら ダウンスピードを意識して 別メニューの仙波選手と田村選手(右) Jr.JAPANから参加 橋野選手 突破 遠藤選手 低く早く 廣瀬選手 次のポイントへ 相手をはねのける 望月選手 力強く 橋本選手 ■2012年7月18日(水) at 長野・上田市菅平高原 菅平合宿3日目。 菅平強化合宿、折り返しとなる3日目がスタート。 5日間という短い期間ですが、内容の凝縮されたトレーニングに、昨日同様6時開始の早朝練習での選手たちには、少し疲労の色が見られます。 しかしグラウンドでの動き、集中力は切らさずに選手はトレーニングに取り組みます。 「すべてのレベルが上。練習の質、テンポの速さなどついていくのに必死です」と、今回初めて参加の立命館大学、U20日本代表でもある宇佐美選手。しかし、高校3年生の山沢選手を始め、若手からベテランまで、ハードなトレーニングであることは一緒。その中でも、ベテランが若手にアドバイスをしながら、若手がベテランを刺激しながら、個人と、チームは日々レベルアップをしていきます。 明日は、元格闘家、UFCに日本人初参戦をした「世界のTK」こと、高阪剛氏による特別セッションが行われます。 20歳 宇佐美選手(中央) Jr.JAPAN 高校生 牧野内選手 Jr.JAPAN 小野寺選手 Jr.JAPAN 小林選手 ファウラーコーチとキックについて 田邉選手 青木選手と安江選手(右) ベテランと若手の両タワー 北川選手と宇佐美選手(右) Jr.JAPAN 彦坂選手 W杯経験も Jr.JAPAN 金選手 若手に指導 菊谷選手と坪井選手(中央) 菊谷選手の突破 ラインをそろえてディフェンス 低さを意識して ブレイクダウンを意識して… 低く! ■2012年7月17日(火) at 長野・上田市菅平高原 菅平合宿2日目。 今日は6時からのフィットネストレーニングから合宿がスタート。 コンディションチェックを経て、3人の選手が残念ながら合宿を離れましたが、新たにジュニア・ジャパンから有田選手、坪井選手、そして今年度初の招集となる、パナソニック・田邉選手が合流しました。 早朝、午前、午後の3部練習の中で、スキル、フィットネス、そして実践的な戦術の確認など、内容は多岐に渡ります。 昨日はミスをする場面も多く見られましたが、午後のグラウンドでの練習では、各選手集中力を見せ気持ちの入ったトレーニングとなりました。 午後の練習前には、日本ラグビー協会 矢部専務理事より、チームへの期待と激励の言葉があり、その後、母袋市長の代理で訪れた、上田市真田地域自治センター高橋センター長より、地元上田市で取れたブルーベリーの差し入れを頂戴しました。 徐々に疲労も蓄積されてくる頃ですが、世界トップ10に向けた日々の積み重ねは、たゆまぬ継続が必要です。 合宿折り返しに向け、選手たちはもう一段ギアを上げて練習に取り組みます。 上田市よりブルーベリーをいただきました 今日も暑くなりました ハードルを使って… 低い姿勢を意識 低く激しく ■2012年7月16日(月) at 長野・上田市菅平高原 菅平合宿1日目。 日本代表スコッドによる、菅平強化合宿が今日16日から始まりました。 「菅平は日本ラグビーにとって、伝統のある場所。環境も含めて強化合宿を行うにはふさわしい場所です」(ジョーンズHC) 選手は朝、新幹線で上田駅に到着。駅では、上田市ゆかりの深い真田氏の武者たちが選手を出迎えてくれました。そして母袋創一市長を始め、関係者、スクールの子供たちが歓迎のセレモニーを開いてくれました。 「暑い日になりました。ラグビー日本代表の皆さんを市民を代表して心から歓迎します。11年ぶりの菅平合宿は、我々にとっても意義深いものです。W杯に向けて是非、頑張ってください」(母袋市長) 「このような歓迎セレモニーを開いていただき、ありがとうございます。思ったよりも暑いです(笑)。菅平合宿は5日間ですが、日本代表の原点となるよう、しっかり過ごしていきたいと思います」(廣瀬主将) ホテル到着後、ミーティングを経て早速グラウンドで練習。「少し息苦しく感じる」と高地トレーニングの効果を実感している選手もいました。 新規参加選手も含め、「JAPAN WAY」に向け、ラグビータウン、菅平でいよいよた新たなスタートが切られました。 おもてなし武将がお出迎え 母袋市長の歓迎のご挨拶 地元スクール生から廣瀬主将に花束 集合初日からハードに 今年度初合流、遠藤選手 力強い走り、今村選手 激しく仕掛けます 東芝 浅原選手も初参加 高地とはいえ日差しは強烈!