女子セブンズアカデミー香港遠征レポート｜日本ラグビーフットボール協会｜RUGBY：FOR ALL「ノーサイドの精神」を、日本へ、世界へ。

●3月25日(日)

香港遠征最終日の今日は朝のフライトのため、早朝からの移動となりました。今回の遠征は海外へ出ることが初めての選手が半分いる中で、選手たちは日本とは違う環境を楽しみ、多くのことを経験し出発時よりも大きく成長しました。International Youth Tournament での優勝はもとより、前日に行われた、香港・シンガポールチームとのトレーニングゲームや食事会、香港の少年たちとのバスケットボールなどの交流、さらに女子代表チームと遠征を共にでき、香港女子セブンズ、香港セブンズを体感、これらのことをこの5日間で経験できたことは、ラグビーだけでなく今後の彼女たちの成長につながるものであったと思います。

最後になりましたが、この遠征に際しご協力頂きました、選手の保護者、所属チーム、日本女子7人制代表など関係者の方々にこの場をかりてお礼申し上げます。

◎女子セブンズアカデミー香港遠征　キャプテン・小出深冬選手
「練習日数が少なかったため、最初の試合ではコミュニケーション不足のプレーが多くあり、自分たちの持ち味を出し切れていませんでしたが、試合を重ねていくにつれて、ミスも減り練習でやって来たことができていたと思います。新たな課題も見つかり、リオでのオリンピックに向けて良い経験ができました」

成田空港に無事到着

●3月24日(土)

本日のアカデミーは午前中にトレーニングを行い、午後はフリーとなりました。午前中のトレーニングでは、コミュニケーションゲームを行った後、トレーニングを行ったバスケットコートでバスケットをしていた同年代の男子とバスケットとタッチラグビーを行いました。試合の交渉は選手たち自身で行い、初めにバスケットを行ったあと、選手たちが男の子へラグビーを教えてタッチフットを行いました。選手たちは、物おじせずに自分たちの気持ちを伝え、バスケット、タッチフットを行っていました。言葉の壁はありましたがうまくコミュニケーションをとっていました。

その後、各自で公園の周りを走ったり、体幹トレーニングをするなど３０分ほど汗を流して、トレーニングは終了となりました。
午後はフリーで各自でショッピング、観光を行い過ごしました。
明日、日本へ帰国致します。


コミュニケーションゲーム		地元の少年とバスケットボール

バスケットボール


バスケットボール		タッチゲーム

片言ながらもラグビーの説明をしていました


体幹トレーニング		観光写真撮影中

●3月23日(金)

本日は朝より、女子7人制日本代表の応援にHong Kong Football Clubへ行きました。日本代表の試合だけでなく、カナダ、イングランド、オーストラリアなど上位国の選手たちのプレーを直に見て選手たちは、単にラグビーの勉強だけなく、自分たちの目指すところを再認識していたようでした。

夕方からは香港協会からのスクールを対象とした香港セブンズ招待を受け、香港スタジアムにて香港セブンズを観戦しました。会場では男子7人制代表の試合や女子のプレートの決勝を観戦し、選手たちは会場の雰囲気に圧倒されると共に、そこでプレーしたいという気持ちが強くなったようでした。

香港セブンズを観戦

●3月22日(木)

いよいよ大会当日。「インターナショナルユーストーナメント2012」に出場した女子セブンズアカデミーは、5試合を戦い、ロシアU19ガールズと引き分けた以外は全勝。結果、ロシアU19ガールズと4勝1分けで並びましたが、全試合での得失点差で上回り、カップトーナメント優勝を勝ち取ることができました。

●3月21日(水)

二日目は早朝に近隣の公園にてジョギングを行い、汗を流し、体をまずは起こします。
午前のトレーニングでは、まずフィットネスで息が上がるまで走りこみ、次に明日の試合に向けて、スクラムの練習を行いました。

午後は夕方にシンガポール、香港のクラブのＵ16男子のチームとタッチ形式でゲームを行いました。男子が相手でしたがアカデミーの選手は積極的に仕掛け、走り、トライをとっていました。試合後は３チームで一緒に食事会が行われ、選手たちはそれぞれのテーブルで他国の選手たちとコミュニケーションを取ろうと努力していました。言葉が通じない場面はありましたが、お互いに相手を理解しようと努力し、楽しい時間を過ごすことができました。