大東文化大学 17-49 同志社大学 【一回戦/2011年12月18日(日) at 大阪・近鉄花園ラグビー場】 C:2011, JRFU(Photo by A. HASEGAWA) 第48回全国大学選手権1回戦近鉄花園ラグビー場での第1試合は、関東大学リーグ戦1部4位、上位の関東学院大にも勝利している大東文化大学と、天理大学には敗れたもののその後調子を上げ関西大学Aリーグ2位の同志社大学との対戦となった。 風上から攻める大東文化大学は、開始早々、敵陣深く攻め込むが、ノックオンでチャンスを潰す。一方の同志社大学、前半6分、中央付近から速い展開でFL金本からCTB西田キャプテンと繋ぎCTB小林が中央にトライ、WTB宮島のゴールも決まり0-7。10分には、再び中央から攻めSO森脇のキックパスをWTB藤本が右中間にトライ、ゴールも決まる。その後も同志社大学は、脚力を生かした突破で、2トライ、1ペナルティキックを決め、0-27とリードを広げる。 これに対し、大東文化大学は、前半終了間際に反撃、NO8ツボウが個人技で中央にトライ、SO林ゲームキャプテンがゴールも成功させ、前半は7-27で終了した。 後半になっても同志社大学は休むことなく、スピード溢れる攻撃で4トライ、1ゴールを決め、大東文化大学の反撃を2トライに抑え、17-49と勝利した。同志社大学は、2回戦では、福岡工業大学を破った大学選手権2連覇中の帝京大学との戦いに臨むことになった。選手個々の優れた力を結集してチャレンジし、関西ラグビーファンを再度、楽しませてほしい。(玉川育夫) 大東文化大学の青木監督(右)と林ゲームキャプテン 大東文化大学 ○青木 忍監督 「同志社大学は、速い展開で、リアクションも、ラックの球出しも速くすべてが受けに回ってしまった」 ○林 博紀ゲームキャプテン 「ディフェンスでゼロに抑えていこうと言っていたが、先制点を獲られ、相手のテンポの速い展開に圧倒されてしまった」 ──FW戦での戦いは考えていなかったか。 ○青木監督 「我々と同じチームカラーと思っていたが、速い展開で何もできず正直、驚いている」 同志社大学の宮本監督(右)と西田キャプテン 同志社大学 ○宮本勝文監督 「今日は、ボールを大きく動かすことをメインに取り組んだ。すべてがしっかりでき、リーグ戦と同じ様に自分達の試合ができた」 ○西田悠人キャプテン 「ボールを外で勝負しようと言っていたことが、しっかりできた。次の試合にも同じように臨みたい」 ──次の帝京大学戦に向けて? ○宮本監督 「チャレンジャーですので‥‥選手の判断も正確になっている、今までのスタイルで果敢に臨みたい」