大澤美保

1 はじめに

10月1日(土)、2日(日)、インド・Puneにて開催された2011 ARFU Women Sevens Championshipへレフリーとして参加いたしましたので報告させていただきます。

2 日程

9月29日(木) 成田空港からSingapore経由インド/Delhiへ移動
9月30日(金) インド/DelhiからPuneへ移動
10月1日(土) Day1 Pool戦
10月2日(日) Day2 決勝トーナメント
10月3日(月) PuneからDelhi経由Singaporeへ移動
10月4日(火) Singaporeから成田移動

3 担当試合

Day1 Referee (3試合)

India vs South Korea

India vs Hong Kong
Thailand vs Taipei

Day2 Referee (3試合)

China(PoolA 1位) vs India(PoolB 3位)

Hong Kong(PoolA 2位) vs India(PoolB 3位)
China(PoolA 1位) vs Kazakhstan(PoolB 1位) (Cup Final)

参加レフリー
Ms. Anastassiya Khamova (Kazakhstan)

Ms. Supaporn Gomenake (Thailand)
Ms. Miho Osawa (Japan)
Mr. Chaitanya Sinh (India)

Mr. Wen-Liang Chou (TPE)
Mr. Dharmapalage Nimal (Sri Lanka)

Referee Performance Reviewer:

Mr. Stan Wright (UAE)

Mr. Vimal Perera (Sri Lanka)

4 所感

12カ国の参加。4チームごとの3プールのPool戦(Day1)、各pool1位、2位と、ポイントによる2つの3位チーム、合計8チームによる決勝トーナメント(Day2)。

上海で圧倒的な強さを見せつけた中国に、各国がどこまで食い下がれるかが、また、各国がこの1年間にどのくらい成長しているかが楽しみな大会でした。

男性3名、女性3名のアジアのレフリーが参加し、インドおよびスリランカから将来を有望されるレフリーのみなさんがARおよびIngoalTJとして協力してくださいました。今回は、Referee Performance Reviewerも参加しており、2日間のGoal設定とGoalに到達するために必要なポイントを1試合毎に確認しあい、大変有意義なアセスメントをいただきながら2日間を過ごすことができました。課題を3つ掲げ、最終的に、個人の感触でVery Very Pleased(10点)に近づけるよう、Reviewerとお互いにポイントを確認しながら次のゲームに向かうというプロセスが、最近になく新鮮に感じられました。

Appointment 大人気のイランチーム
Day2 Appointment 大人気のイランチーム

また、協力してくれた地元の若いAR、IngoalTJの皆さんが、出番でない試合では、モニターの前に集合して、念入りにRefereeingの勉強をしていることも印象に残りました。今回もインカム等のボイスコミュニケーションが無い大会だったのですが、チームとして機能したことを実感できたほど、各AR、TJの努力が大きかったと感じます。

個人の感触で、5点(happy but I could do better ) から始まったDay1でしたが、Cup Finalの前までには、7点(Very Pleased)までにUpできたことも、自己のモチベーション維持に有効で、Cup Finalの20分は短く感じられたほどです。最終的には、10点のGoalに到達することはできませんでしたが、次の機会にこの経験を活かせたら幸いです。

短い滞在ではありましたが、イラン、ラオス、韓国、台湾といったチームのゲームも見ることができ、良い経験をさせていただきました。最後になりましたが関係各位へのサポートに深くお礼申し上げます。

関連記事
http://www.ndtv.com/video/player/news/indian-womens-rugby-team-shine-at-asian-championships/212568