会に先立ち挨拶する、渡辺一郎日本協会安全対策推進委員長
会に先立ち挨拶する、渡辺一郎日本協会安全対策推進委員長

今年も『安全推進講習会』が各都道府県協会において順次実施されます。
これに先立ち、三地域協会において伝達講習会が開催されました。この『伝達講習会』には、三地域協会の安全対策委員長、医務委員長、コーチトレーナーなどの指導者が出席、これから5月末までに各都道府県協会レベルで実施される安全講習会の内容の伝達、徹底が図られました。

伝達講習会は、1月23日(日)に関東協会(都立青山高校/約100名出席)、30日(日)は九州協会(九州協会会議室/約40名出席)、そして、2月6日(日)には関西協会(近鉄花園ラグビー場/70名出席)で開催され、熱心な講習と討議が行われました。

ラグビーはコンタクト(身体接触)を伴うスポーツであり、競技、練習等において「安全の保障」は最も重要なテーマであり、すべてに優先されて「安全」があると言っても過言ではありません。日本協会では、安全対策が全国のラグビーすべてに共通するとの認識を持って、組織横断的な取り組みを行い、強化を図っています。さらにきめ細かく、効率的に継続させるため、平成21年4月に「安全対策推進委員会」を立ち上げ、これまでは日本協会主導で行ってきた『安全推進講習会』を、さらにグランドレベルまで落とし込めるよう、関東協会、関西協会、九州協会として指導責任者を対象に各都道府県単位で複数回実施できる体制としました。

講習会では、「安全な技術の習得」「怪我をしないための体づくり」等を根幹とした内容に、医科学的な側面を加味したものとしています。
 平成20年からは全国展開を行っており、これまでの4年間で実施した主な講習内容は、「日本版ラグビーレディの徹底」「正しいタックルおよびその指導法」「体幹トレーニング」そして今年のテーマは「ラックの安全対策」としています。同様に医務関連講習では、脳振盪の危険性の再認識を促す目的で「頭部外傷」に関して行います。また、これらの講習テーマについては、毎回、わかりやすく解説するDVDを制作し各地での講習に活用いただいています。

今後はこの講習内容の現場レベル(グラウンドレベル)への周知徹底を図るため、昨年同様、各チームで同様の『安全推進講習会』を開催していただきます。また、都道府県で実施する『安全推進講習会』の受講は、日本協会へのチーム登録の必須要件としており、この講習会は、平成23年度のチーム登録の期限である5月31日までに実施していただくことになります。

熱心に講習を聴く参加者(2月6日 関西協会)
熱心に講習を聴く参加者(2月6日 関西協会)

グループに分かれてディスカッション(2月6日 関西協会)
グループに分かれてディスカッション(2月6日 関西協会)

『安全推進講習会』開催に必要な書類はこちらからも入手いただけます(右のアイコンをクリックで、ダウンロード)

安全推進講習会 実施計画書・予算申請書
安全推進講習会申請受付番号
安全推進講習会 受講登録簿
安全推進講習会 各チーム伝達報告書
安全推進講習会 チーム伝達報告書 集計表
安全推進講習会 実施アンケート・安全対策委員長用
安全推進講習会 実施アンケート・受講者用
安全推進講習会 受講票