東京の大田区で、ラグビーの普及活動に尽力いただいている、トライ・アタックから、大田区の小学校4校でのサマースクール実施報告が届きました。トライ・アタックからの報告を、ご紹介します。

トライ・アタックから鈴木、冨士金、本橋の3名が夏休みのサマースクールでタグラグビーの普及に大田区の小学校 羽田・大森第四・大森東・中萩中小学校に行きました。今年は4校で5回のタグ教室を行い、合計150名の参加者で楽しいタグ体験をしました。その中の1つの中萩中(ナカハギナカ)小学校についてレポートします。スタッフとして鈴木、本橋が参加しました。

7月30日(金)の前日は雨が降っていて、当日は校庭が使用できるか心配しましたが、水はけが良かったのでグランドを使うことができました。14時から16時まで、3年生以上の30名の参加がありました。
準備体操をした後、グループに分かれて円陣パスをしました。初めて楕円のボールを触る子が多く、子供達はボールの持ち方、手の動かし方、キャッチの仕方を真剣な眼差しで聞いていました。慣れてきたら、グループ毎に30回のパスを皆で数えながら行うゲームをしました。子供達はボールを大切に扱い、相手の取りやすい所に投げないといけないので、集中して声を出していました。次にタグを付けてタグの取り合いをしました。『タグ』と大きな声が夏の蝉に負けないぐらい夏休みの校庭に響いていました。

休憩の後、グループに分かれて軽いランパスを行いました。前にパスをしてはいけないのでボールを貰ったら前に走る事、パスをしたら止まって先頭にならない事を意識しながら行いました。しかし、初めてのルールに子供達は戸惑っている子もいましたが、飲み込みが早い子供達はすぐに楕円球と友達になっていました。初めての子でもすぐに楽しめるのがタグラグビーの魅力ですね♪

最後にゲームを…始めはボールを持って下がる子、前にパスをする子、相手にパスをしてしまう子もいましたが、前に出てタグを取られる事、落ち着いてパスをする事、声を出してボールを貰う事を意識させてゲームを進め、得点が入るようになりました。また、運動の苦手な子は味方にボールを託しトライにつなげる気持ちになり、足の速い子は仲間をサポートしてトライを防ごうと動いていました。初めてタグラグビーをした子供達はチームワークの大切さを自然と感じた様子でした。ゲームをもっとやりたいと思っていた子が多くタグの楽しさが少しでも伝わり、とても嬉しく思います。来年もサマースクールのタグ教室で子供達と一緒に楽しみたいと思います。

サマースクール   サマースクール   サマースクール

また、羽田小学校ではあいにくの天候でしたので体育館で行いました。室内での屋外でも同様にできるのもタグの良い所です。
アタックOBの中学生もお手伝いをしてタグ取り・ロブザネスト・ゲームをこなしました。学年・性別関係なくラグビーでは大切な相手を思いやる心でボールをつなぎ・心をつないでノーサイドの笛を吹きました。羽田小学校ではクラブ活動の一つとしてタグラグビーが授業に採り入れられています、たくさんの生徒が丸いボールだけではなく、楕円球にも触れて欲しいと思います。

トライ・アタック
鈴木 祐次・冨士金 主・本橋 浩

サマースクール