森会長

新年明けましておめでとうございます。

昨年は、多くのみなさんにラグビー場にご来場いただき、たくさんのご声援を頂きました。日本のラグビーを愛する全ての皆様に御礼申し上げます。

2009年は、日本から世界に発信した多くの出来事がありました。6月の「IRB TOSHIBAジュニアワールドチャンピオンシップ2009」日本大会では、ラグビー界の将来を担う世界のフレッシュな選手たちが日本のグラウンドで躍動しました。7月には、日本ラグビーの悲願でありました「ラグビーワールドカップ2019」の日本開催が決定。さらに、10月には2016年に開催される夏季五輪の追加種目に7人制ラグビーが採用され、同じく「ニッスイ東京2009ブレディスローカップ」ニュージーランド代表対オーストラリア代表が開催され、世界のラグビーファンが見守りました。日本ラグビーを大いにアピールしたと同時に、日本のラグビー界を取り巻く環境が大きく変化した一年となりました。

2010年は、1月2日の大学選手権準決勝を皮切りに、ジャパンラグビー トップリーグ、全国高校大会、日本選手権、その他各種国内大会が全国各地で開催されます。

試合に出場する選手諸君には、グラウンドでプレーできることを楽しみ、そして日本ラグビーをリードする素晴らしいパフォーマンスを期待し、ラグビーファンの皆さんには、是非とも会場に足を運んでいただき、ラグビーの魅力を存分にご堪能頂ければ幸いです。

日本ラグビー協会は、日本ラグビーの発展に寄与するとともに、タグ・ラグビーなどを通じ、日本の未来を担う健やかな青少年育成にも力を注ぎ、ラグビーワールドカップ2019の成功を見据え、これからの一年を大切に、そして着実に歩んで参る所存です。

引き続き日本ラグビーへの、より一層のご支援・ご声援を、よろしくお願いします。

2010年が皆様にとりまして、ますます素晴らしい一年となりますように心からお祈り申し上げます。

2010年元旦

(財)日本ラグビーフットボール協会
会長 森 喜朗