9月上旬に香港で行われた「U20アジア大会」にレフリーとして参加した麻生氏(公認A1級レフリー)からリポートが届きました。

※なお、U20日本代表は、「ジュニアワールドラグビートロフィー」の2010年大会にアジア代表として出場予定となっており、本大会には出場しておりません。

はじめに

9月4日から香港で行われました『2009 Asian Rugby U20 Junior World Rugby Trophy (JWRT) Asian Qualifiers 』に日本から久保レフリーとともに参加しました。

日程

9月4日(金)移動,香港
9月5日(土)First Round
9月9日(水)Second Round
9月12日(土)Finals Round

現地に入りオフィシャルでのミーティングが実施され、大会運営やルーリングの確認が行われました。
試合の前日には必ずミーティングが実施されます。担当ゲームやレフリングの留意点等が伝えられ、情報を共有し試合に臨みました。
そして、試合翌日にレビューが行われ、ルールの適用、ポジショニング、マネジメントなどの課題が指摘されました。

参加国

Korea
Hong Kong
Sri Lanka
Thailand
Chinese Taipei
Singapore
Malaysia

参加レフリー

Chou Wen Liang (Chinese Taipei RFU)
Dewi Rowlands (Hong Kong RFU)
Shuhei Kubo (Japan RFU)
ASO Akihisa(Japan RFU)

担当試合

First Round:
麻生:Thailand vs Chinese Taipei
久保:Sri Lanka vs Singapore
Second Round:
麻生:Singapore vs Malaysia
久保:Sri Lanka vs Hong Kong
Finals
麻生Ref /久保AR :Hong Kong vs Chinese Taipei

おわりに

今回、U-20アジア大会に参加することで、とても素晴らしい経験をさせていただきました。
各国の試合を担当するにあたり様々なゲームスタイルやラグビー文化に関わることができ、その中で特に試合マネジメントについては全チームが英語を理解できるわけでもなく、またマッチオフィシャルも英語で完璧にコミュニケーションをとれるわけでもない中、笛やボディーランゲージまたフェイスコミュニケーションを使いゲームを進めました。他国のレフリーを見るだけでもとても勉強になりました。また、海外で他国のチームを担当するということについて考えるよい機会にもなったと思います。
今回の大会で経験したことを今後のレフリー活動に生かしていきたいと思います。また、微力ではありますが日本ラグビー界のお役に立てればと思っております。
ジャパンラグビートップリーグは第3節を迎え、心も身体も日本ラグビーへシフトチェンジし、スキル・知識はもちろん日頃の言動にも責任を持った行動をとっていきたいと思います。

最後になりましたが、このような貴重な機会を与えてくださいました日本ラグビーフットボール協会に感謝申し上げます。
そして10日という長い期間、大会派遣へご配慮いただきました職場の皆様にこの場をお借り致しまして心より感謝申し上げます。