ラグビーワールドカップの2019年日本開催が決定し、さらに7人制ラグビーが2016年の五輪競技への復帰が推薦されるなど、日本ラグビーは大きな節目を迎えています。
こうした環境変化に対し(財)日本ラグビーフットボール協会は、体制・機能の見直しや、これからの日本ラグビーの新たなグランドデザインを描き、その具体策の基本設計を策定する活動を開始しました。

そして今般、ラグビーワールドカップ2019年日本開催を運営面・財政面においても健全に成功させ、7人制ラグビーへの取り組みを検討することを目的とする『ラグビーワールドカップ2019戦略室』と傘下に4つの『分科会』を発足、9月15日の第6回理事会で正式決定されました。

『分科会』は『ビジョン分科会』、『育成・強化分科会』、『財務分科会』、『JRFU体制分科会』の4つのミッションからなり、それぞれが各委員と日本協会職員で構成され、2019年に向かうために必要な叩き台となるデザインや設計図の検討を行います。活動期間は平成21年9月~12月末日までとし、その検討成果は『戦略室』へ答申することとしています。

(財)日本ラグビーフットボール協会では今後、外部を含め多くの意見をくみ上げ、ラグビーワールドカップ2019日本大会の成功はもとより、日本ラグビーの価値向上の礎を築くべく、積極的に活動をしていく所存です。

『RWC2019戦略室』
(財)日本ラグビーフットボール協会の体制・機能の見直し、これからの日本ラグビーの新たなグランドデザインと具体策の設計を行う
・室長 真下 昇 (財)日本ラグビーフットボール協会 副会長・専務理事
・副室長 和田文男 同副会長
・事務局長 徳増浩司 同国際委員長
・メンバー 矢部達三 同理事・会計役、岡本武勝 同理事・事務局長
蓮沼 隆 同理事、勝田 隆 同理事
山田継方 トップリーグ事業委員会エグゼクティブディレクター

 

『ビジョン分科会』 日本ラグビーフットボール協会(JRFU)のビジョンをRWC2019日本開催への意識した見直しの検討を行い、対外的なコミュニケーションを図ることを検討する。
『育成・強化分科会』 日本代表チーム(15人制、U20、高校,7人制,男女含む)の2016年(7人制男女)、2019年(15人制)に向けての育成・強化の戦略とその具体化の基本設計の検討を行う。
『財務分科会』 JRFUの健全な財務体質を構築・維持し、かつ強い代表チームの育成を継続し、RWC2019年開催を財務面でも成功させるための収益部門の強化と非収益部門の健全管理のシステム作りの提言を行う。
『JRFU体制分科会』 JRFUと三地域協会との役割分担を明確にして、RWC2019を含む大きな目標に向かって、一層有機的な活動が出来るようにする。