東京の大田区で、ラグビーの普及活動に尽力いただいている、トライ・アタックから、小学校でのサマースクール実施報告が届きました。以下、ご紹介します。

トライ・アタックでは、楕円球普及活動として、昨年度から大田区内小学校への夏休みサマースクールへボランティアとして参加しています。
昨年度は2校へ3回のサマースクールを実施、子供達の噂から、4校でサマースクールの実施依頼があり、その4校にて6回のサマースクールを実施しました。
夏休みにも関わらず約100名弱の子供たちが参加しました。

今回のトライ・アタックでは育成会員(大人)3名と中学生5名が今年のサマースクールの指導にあたり1カリキュラム2時間の内容を組んで参加しました。

サマースクールに参加する子供達は様々な子供が居て、運動の大好きな子供、人見知りをする子供、運動が嫌いな子供、家に居ても退屈だから取り敢えず参加する子供、眠気眼で参加する子供、人見知りして声が出ない子供などが居て、それら多数の参加目的があって、普段のチームの練習とは雰囲気が違いますので、大人も開始するまでは緊張をしていました。

子供達も身体の大きな、おっちゃん達が何をするのだろう?と言う感じで緊張気味です。

まずは、整列して、おっちゃん達の自己紹介から、緊張を解くために昨日から考えて練りに練った一発ギャグを・・・・あまり受けませんでしたが、子供たちの緊張も解けて練習に入りました。

前半1時間は楕円球とタグになれる事を重点として、ボール取りゲームやタグ取りゲーム(尻尾取り遊び)で子供たちの遊び心をくすぐりながら、後半1時間はランパスなどを取り入れた練習と試合をしました。

最後に赤・青・黄・緑に別れての試合。ラグビーボールを見つめる目が一段と輝きプレーをする姿に先生方も飛び入り参加して、夏休みなのにいつもの賑やかな学校になりました。「ノーサイド」の笛で相手も味方も同じ仲間として握手をして、学年・性別の垣根を越えた絆が芽生えました。

はじまる前は元気が無かったり、声が出なかった子供も、いざ試合になると瞳を輝かして校庭を走り回り校庭中に響き渡る元気な声で「タグ!!」と大きな声を響かせます。

男の子が多くて、消極的だった女の子も気が付いたら、積極的にみんなをまとめて作戦を考えたりなど、短い時間ですがみんなが変わっていきます。

サマースクール終了の「ノーサイド」最後は学年や男女も関係なく元気にみんなで家路に着く子供たちの元気な姿が眩しく感じました。

地道な活動ではありますが、少しでも楕円球を通じて運動の楽しさを子供達に感じてもらえたらと思います。

トライ・アタック
富士金 主