平成21年7月12日(日)午後2時より、(株)東芝府中事業所ラグビー場に於いて、東京都ラグビーフットボール協会主催、府中市ラグビーフットボール協会主管のタグラグビー指導者講習会が昨年度に引き続き開かれた。
府中市タグラグビー指導者育成講習会報告

当日の対象者は小・中学校教諭、地域の子ども育成者、保護者とし、今年度は「体育授業におけるタグ・ラグビーの指導方法」の内容で実施した。講師には昨年度と同様に鈴木秀人氏(東京学芸大学准教授、日本ラグビーフットボール協会普及育成委員)をお迎えし、講習会を進めた。

講習会では、はじめに室内で講義を受け、グランドに出て実技研修を行い、また室内で講義及び質疑応答を行った。特に今回は、平成23年度から全面実施となる小学校学習指導要領に「タグラグビー」が例示され、小学校の教員にとっては興味・関心が高く、内容も充実したものとなった。講義では、体育におけるボールゲームの在り方や位置付け、実技では授業での動きづくりや、ボールを扱うゲームなど初心者や小学生の発達段階に応じた魅力のある内容をご指導いただいた。小学校教員の多くは初めて出会うタグラグビーではあったが、どの教員も真剣に楽しく実技研修を行っていた。

なお当日の参加者は、20数名と、昨年度に比べ少なかったが、これは学校の教員にとって学期末整理の時期にあたったためであり、次年度の開催時期について課題となった。しかし府中市外からの参加者もあり、来年度はさらに市外からの参加者を募りたいと考えている。

現在各地で講習会が開かれているが、協会関係者を始め、小中学校の教諭の方、一般の方、トップリーグにかかわりを持つ方々が一堂に会した研修会は日本では珍しいのではないだろうか。これからのラグビータウン府中として、今後の小・中学校での普及(クラブ・体育授業)、社会教育活動として価値ある講習会であった。
多くの参加者を得、協会・教育関係者・地域社会が一体となった質の高い講習会を開催できたこと、関係の方々に心より感謝をいたします。
今年も、11月3日に開かれるフォーリスカップ(タグラグビー大会)が楽しみである。

府中市ラグビーフットボール協会
タグラグビー普及育成委員長 泉 朋希

府中市タグラグビー指導者育成講習会報告

府中市タグラグビー指導者育成講習会報告

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