C:2009, JRFU(Photo by A. HASEGAWA) NECグリーンロケッツ 30-29 神戸製鋼コベルコスティーラーズ (1回戦/2009年2月7日 at大阪・近鉄花園ラグビー場) 神戸製鋼コベルコスティーラーズの平尾GM兼総監督(左)と、苑田ゲームキャプテン ◎神戸製鋼コベルコスティーラーズ ○平尾誠二ジェネラルマネージャー兼総監督 「接戦になることを覚悟して臨んだ。前半はキレのある攻撃ができたが、後半のゲームマネジメントが上手くいかなかったしプレーの精度が落ちた。ここというところで相手にボールを与えてしまい、流れをつかめなかった。またNECのプレッシャーを含めすべて相手のほうが上、改善しなければならないポイントはBKを中心としたゲームマネジメントの向上」 ○苑田右二ゲームキャプテン 「この結果を真摯に受け止めたい。反省すべき点はいくつもある。今季はゲームを積み重ねていくうちにチームとしてよくなったところもあるが、やはりゲームマネジメントでてこずるとこういう結果になる。この負けを受け止め、自分たちには何が足らないかを研究し来季は日本一を目指す」 ──神戸は中5日、NECと比較して日程的に厳しかった。 ○平尾GM兼総監督 「やる前からわかっていたことで言い訳にはならない。NECにとってはけが人の回復など状況は良かったと思うが、それを言うならこちらは東芝に勝っておくべきで、そこへ行く力が足りなかった。今季に関してはプレーオフ、日本選手権に出られたことが収穫だった」 ──来季に向けた強化ポイントは? ○平尾GM兼総監督 「フィットネスはきっちりやっていきたい。あとはゲームマネジメントのところで効率よく得点していく上で、その前段のしつらえのようなものが不足しているので、そこを向上させたい」 NECグリーンロケッツの細谷監督(右)と、水山ゲームキャプテン ◎NECグリーンロケッツ ○細谷直監督 「グラウンドコンディションも天候もよく、いいゲームが期待できると試合に臨んだ。前半はうちの悪い癖で受けに回ってしまい、少しずつ前に出られてとられるケースが続いたが、後半は的確に修正することができた。後半に1本ゴール前まで攻め込まれたが、そこをしのいだのが大きかった。1点でも相手を上回れればいいと思っていた。うちらしいゲームができた」 ○水山尚範ゲームキャプテン 「前半はエンジンのかかりが遅く、自分たちのミス(こぼれ球の反応が悪く)で取られてしまった。とにかく1点差でもいいから勝ちたかったので今日の勝利は大きな収穫になった。ビデオをみて修正すべきところを修正し、次のゲームにいかしたい」 ──ハーフタイムの確認ポイントは? ○細谷監督 「ポイントは3点、しっかり前へ出て内から外へ上がる、神戸はキックチェイスが甘いのでワイドにボールを運ぶ、セットプレー、特にスクラムは相手が嫌がっているのでプレッシャーをかけていくこととラックで立って、起きてのスピードを早くすること」