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リコーブラックラムズのローデン ヘッドコーチ(右)と、滝澤バイスキャプテン |
◎リコーブラックラムズ
○トッド・ローデン ヘッドコーチ
「本当に、帝京さんはすごく良かったと思います。うまくスローゲームにされて、(大学生らしく)宿題もしっかりやってきましたね(笑)。やる気、気持ちがすばらしかったと思います」
──日本選手権は選手のもの、との発言があったが?
「今日は、試合前から自分たちが一番の敵だと感じていました。無意識にソフトな試合になるのではと。選手がそうなってしまった試合でした。今日まで、トップリーグ昇格のみを目指してやってきました。日本選手権出場はプレゼントのようなものですから、そういう意味で選手のものと言ったのですが、今日のソフトなパフォーマンスには自分もがっかりしています。でも、来週はまったく違うゲームをお見せしたいと思います」
──モチベーションが難しかったと思われるが?
「言い訳になりませんが、前週のホンダ戦は、今年の中でも一番くらいのよい試合でした。その後なので、自然に、無意識に相手は大学生というのが頭をよぎったのかもしれません。だが、ポジティブに捉えて、NEC戦は良い試合にしたいと思います。帝京さんには、何が大切かを改めて気づかせてもらえたと思います。きつかったけれど、こういうゲームで学ぶことが大事です。試合前からアティテュードが崩れていて、試合への入り方も良くなかったと思います」
○滝澤佳之バイスキャプテン
「完敗です。結果的に勝つことができませんでした。自分としては負けたと思っています。最低のゲームでした」
──学生相手で気持ちが入っていなかったのか?
「気持ちはあったと思いますけれど、ディフェンス、アタック、スクラム、すべての面で何もできませんでした。何も無いです」
──試合前の予想と、途中の指示は?
「帝京さんとは夏前にゲーム形式でやりました。20分を4本やりましたが、最初の40分は負けていて、スクラムの合同練習でも負けて、簡単に勝てる相手とは思っていませんでした。しかし、精神のどこかに学生相手という思いがあったかもしれません。試合後半は、選手に勝ちたいのか、負けたいのかと問いました。選手全員に本当に日本選手権を戦いたいのか聞いてみたいと思います」
──帝京の力は?
「帝京さんは強いチームでした。本当に帝京さんが力を出して、うちが何もできないゲームでした。トップイーストと変わりない力を帝京さんは持っています。本当に、今日は帝京さんの素晴らしいゲームだったと思います。出場していて、本当にきつかったです」
──スクラムは?
「完敗です」
──組んでみた感想は?
「うちのほうが弱かったです」
──学生相手にこの成績では厳しい見方も出ると思われるが?
「そのとおりだと思います。僕もそう思っていますし、これが今の力です」
──次戦について。
「今日のゲームで、今までやってきたことがすべて失われたと感じています。技術は1週間ではそう伸ばせませんから、気持ちの面で上げていきたいです。今日は、もう皆、人任せで、誰か取ってくれという気持ちだったと思います。自分もそうでした。正直、悪い予感がしていました」 |