日本協会公認Aレフリー 戸田京介 日本協会公認A1レフリー 大槻 卓 1 はじめに このたび、11月4日より10日まで韓国・扶安で行われた2008 ARFU U20:IRB Junior World Rugby Trophy Qualifierにレフリーとして参加いたしましたので、簡単ではありますが報告させていただきます。 2 日程 11月2日(日) 移動 11月3日(月) マッチオフィシャルミーティング 11月4日(火) 大会1日目 11月5日(水) マッチオフィシャルミーティング・オープニングセレモニー 11月6日(木) フリー 11月7日(金) 大会二日目 11月8日(土) マッチオフィシャルミーティング 11月9日(日) 大会3日目 11月10日(月) 大会4日目・フェアウェルパーティー 11月11日(火) 移動 大会が行われた扶安はソウルからバスで4時間ほど走った韓国の南西部にある海沿いの小さな町で、空港から他国チームと一緒にバスで移動しました。宿泊先は小さなホテルでしたが、部屋も広く、インターネット環境も整っており快適に過ごすことができました。 試合に向けた前日のマッチオフィシャルミーティングではファールプレイ、スクラム、タックル・ラック・モールのマネジメントについて担当レフリー、アシスタントレフリーで確認を行いました。 試合の翌日にはミーティング会場において前日のゲームに関してのレビューが行われ、担当試合のフィードバックと次の試合のための準備をすることができました。 コミュニケーションの問題もあり、洗濯や移動など身の回りのことに関しては難しい状況もありましたが、韓国協会の方々のサポートもあり無事に全日程を終えることができました。 3 参加国及びマッチオフィシャル (1) 参加国 韓国、香港、中華台北、タイ、マレーシア、スリランカ、シンガポール、カザフスタン (2) 参加レフリー 日本より2名(戸田、大槻)、韓国より2名、シンガポール、スリランカより各1名 (3) レフリーコーチ IRBよりMick Keogh氏 4 レフリー担当試合 一回戦 香港×中華台北 44-15(大槻) 準決勝 韓国×タイ 36-19(戸田) 順位決定戦 シンガポール×マレーシア 46-25(戸田) 決勝 韓国×香港 19-11(大槻) 5 おわりに 今回、この大会にレフリーとして参加させていただきました。ジュニアの試合ということもあってか大会全体を通じて、「試合の規律を保つ」という点でマッチオフィシャルにとって難しい試合が多かったように思います。しかし、逆にファールプレイ、反則の繰り返しに対するマネジメントやアシスタントレフリーとの連携などの点でいろいろ考える事ができ、得るものの多い大会になったと思います。この経験を今後のレフリングに活かしていきたいと思います。