6月25日
早朝6時00分、恒例のヘッドスタートから今キャンプの集大成となる一日が始まりました。
ジムでは今日も正しいフォームの獲得をターゲットに丁寧且つ集中して取り組みました。
朝食とリカバリーをはさんでグランドで最後のセッションです。
今合宿のテーマは、“STANDARD”。日本代表として世界と戦い、勝利できる基準・標準の中に身を置き、挑戦、成長する覚悟を持てるか。その第一歩です。
グランドでは、最後のセッションです。疲労もピークに達しているような状況で如何に高いパフォーマンスを維持できるかはテストマッチで勝利する為にはまさに“STANDARD”。互いにKeywordをチェックしあいながら高強度のトレーニングに取り組みます。そして最終メニューは、通称“BAO”-Bakuhatsu All Out-です。昨季高校代表の活動の中で生まれたメニューであり、キーワードです。
高い“STANDARD”に挑戦し続けた疲労と達成感がそこにはありました。彼等の表情こそがこの合宿を物語っています。全員が笑顔と大きな声で励ましあってセッションは終了しました。
今回もアイスバスと株式会社明治様よりご提供いただいておりますプロテインやアクアサポートでしっかりとリカバリーできました。
閉講式では、日本協会15人制強化委員会の山神孝志副委員長より過日のワールドラグビーU20チャンピオンシップの成果を踏まえ、今後の選手に対する期待とエールをいただき、ユースTIDマネージャーの紙谷先生より歴代のユース代表選手を指導されてきたご経験から今回のメンバーに対する評価や課題が提示されました。
最後に第44期高校日本代表薬師寺利弥監督より合宿の総括と今後の指針が話されました。”Goal” “Theme” “Keyword”等を全員で再度共有し、正に今、覚悟ができていなければ、そしてそれを継続し、成長し続けなければテストマッチ勝利というゴールは達成できないということを認識して、次回9月のTID Campで大きく成長した姿で再会できることを期待して2018年度第1回TIDユースキャンプを締めくくりました。
最後になりましたが、今合宿開催にあたり、多大なる御理解と御協力を賜りました学校関係各位、トヨタスポーツセンター様ならびにヴェルブリッツ関係各位、株式会社明治様、に心より御礼申し上げます。
6月24日
昨日の雨が芝生に残るトヨタスポーツセンターで、恒例、早朝6:00のヘッドスタートからキャンプ3日目が始まりました。
3人組に分かれてのストレングストレーニング。プッシュアップやベンチプレスなどに取り組みました。昨夜のフォームチェックを活かし、世界一のフォームを意識しながら、丁寧かつ短時間でしっかりと追い込みました。
昨夜遅くに到着した菊谷コーチも早朝セッションから合流しました。
午前は世界と戦うために、低く・強くコンタクトする姿勢づくりのウォークスルーから始め、里コーチによるスピードセッションへと移ります。素早く立ちあがる動作の確認を通して意識を高め、ステップワークを使った高速移動からDFセット、爆発的に前へ出ることチャレンジしました。
続いて、低く強いタックルについてのセッションを2組に分かれて、交互に行いました。仕上げとして、薬師寺監督と樋口統括によるセッションを実施して、世界と戦うためのDFについて確認しました。
その後、FWは菊谷コーチ、北川コーチによるラインアウトセッションと高橋コーチによるスクラムセッションを行いました。BKは馬場コーチによるバックスのATセッションでBKムーヴの確認を行い、午前のトレーニング・メニューを終了しました。ハードワークの後の高い意識でのリカバリーを実践できるようになりました。
昼食とレストを挟んで午後はFWとBKに分かれてのウォークスルーから開始。里コーチによるスピードセッションでは再度ステップワークを活かし、爆発的なDFプレッシャーのセッションが行われました。その後、午前と同様に2組交互にDFでの追い込み方とダブルタックルのセッションを行い、マッチで取り組むべき課題を確認しました。
その後のマッチでは、高い気温を考慮し短時間の実施となりましたが、随所にこれまで取り組んだ素早いDFセットからの爆発的なDFプレッシャーが見られました。
夕食を含めたリカバリー後は、菊谷コーチによるプレゼンが行われ、世界と戦うための意識づけが行われ、本日のメニューを終了しました。
今回は、菊谷・北川両コーチという、JAPANキャップホルダーによるコーチングを受けることができ、これから世界と戦うためのStandardを学ぶ良い機会となっています。
明日は最終日です。実りある合宿とするために、価値ある時間となるよう、明日も全力でチャレンジします。
6月23日
TIDユースキャンプ2日目の朝は6時前に宿舎を出発し、トヨタヴェルブリッツ様のクラブハウス内にあるジムをお借りして早朝ジムセッション、短時間に集中して取り組みました。
里コーチが「正しいフォームの習得」をテーマに実践も交えて正しく丁寧に追い込みます。
朝食とリカバリーを挟んで午前のセッションに向けて、Team MTG。
薬師寺監督、馬場コーチから今日のメニュー、キーワード等の提示、徹底があり、そのままグラウンドに移動してセッション開始です。
馬場コーチによるWalk ThroughでのATの確認に始まり、里コーチのSPEEDセッション、ハンドリング、ブレイクダウンに続き、sprintで負荷の掛かった状態でのゲームライクと昨日に比べ、強度の高いセッションとなりました。
そして午後は豊田スタジアムで行われたJAPAN vs GEORGIAのテストマッチを応援。
選手達は遠くない未来の目標をより具体的に見据えてJAPANの戦いを応援しました。
バス移動でスポーツセンターに戻った選手は再び、里コーチのSPEEDセッション、夕食はジムでフォーム作りに取り組み、ストレッチで一日を終えました。
6月22日
本日より、トヨタ自動車ヴェルブリッツ様のご協力をいただき「第1回TIDユースキャンプ」が始まりました。
今事業の目的は「U18カテゴリー世代の有望な人材を発掘・育成・一貫指導」し、未来のJAPANへつなげることです。
その課程の中におけるU18の最終ターゲットは、第44期高校日本代表として海外遠征に挑み、勝利すること。目標達成に向けてしっかりとした準備をおこない、JAPANラグビーのますますの発展につなげたいと考えます。
TOYOTAスポーツセンターへ集合した選手たちは身体測定を終え、開講式に臨みました。
全国高等学校体育連盟ラグビー専門部副部長の天野寛之先生ならびにユース統括の樋口猛先生より、御挨拶を頂戴して今年もTIDキャンプが始まりました。
開講式終了後、第44期高校日本代表薬師寺監督より、チームポリシー、ゴール、それを達成するために目指すラグビーと新たな概念として「Second」が提示され、世界と戦い、勝利するためのSTANDARDに身を置き、成長することこそが今合宿のテーマであることを選手、スタッフ一同で共有しました。
その後直ちにグラウンドに移動し、測定及びセッションがスタートしました。
今回のBKコーチであり、トヨタ自動車ヴェルブリッツのスタッフでもある馬場コーチのご尽力もあり、TOYOTAスポーツセンターの素晴らしい環境でこの合宿を実施させていただけることに感謝し、選手、スタッフ一同に全力で取り組みます。