レポート：2018年度第2回「TIDユースキャンプ」(高校日本代表候補合宿)in TOSHIBA｜日本ラグビーフットボール協会

9月9日(日)

　恒例のヘッドスタート。里S＆Cコーチ、菊谷コーチを中心に２チームに別れてのセッションでキャンプ最終日が始まりました。ジムと屋外のスペースでは今日も正しいフォームの獲得をターゲットに丁寧且つ集中して取り組みました。3日間の集大成として、意識高く、高強度なセッションで締めくくりたいと思います！
　朝食とリカバリーをはさんでグラウンドで最後のセッションです。今合宿のテーマは、“HIGH STANDARD”。日本代表として世界の強豪国に勝利できる基準・標準の中に身を置き、挑戦、成長する覚悟を持てるか。その第一歩です。
　疲労もピークに達しているような状況で如何に高いパフォーマンスを維持できるかは、テストマッチで勝利する為のまさに“STANDARD”。互いにKeywordをチェックしあいながら高強度のトレーニングに取り組みます。

　“HIGH STANDARD”に挑戦し続けた疲労と達成感がそこにはありました。彼等の表情こそがこの合宿を物語っていると思います。全員が笑顔と大きな声で励ましあってセッションは終了しました。
　今回も株式会社Meiji様よりご提供いただいておりますプロテインやアクアサポートでしっかりとリカバリーできました。
　閉講式では、日本協会15人制強化委員会山神孝志副委員長より過日のU20WCSの成果を踏まえ、今後の選手に対する期待とエールをいただきました。最後に第44期高校日本代表薬師寺利弥監督より合宿の総括と今後の指針が話されました。”Goal” “Theme” “Keyword”等を全員で再度共有し、正に今、覚悟ができていなければ、そしてそれを継続し、成長し続けなければテストマッチ勝利というゴールは達成できないということを認識して、各チームでのシーズンを経て、大きく成長した姿で再会できることを期待して「2018年度第2回TIDユースキャンプ」を締めくくりました。

　最後になりましたが、今合宿開催にあたり、多大なる御理解と御協力を賜りました学校関係、株式会社東芝様ならびにブレイブルーパス樣、株式会社MEIJI様、今キャンプの実施に携わった全ての皆様のご厚意に心より感謝申し上げます。そして、今後も引き続きよろしくお願い申し上げます。

9月8日(土)

　2018 TIDユースキャンプin TOSHIBA 二日目は、まだまだ残暑厳しい午前５時に起床し、東芝ブレイブルーパス様のクラブハウス内のジムをお借りしてのS＆Cセッションで始まりました。里コーチ、菊谷コーチを中心に展開されます。選手達はこの時間でも眠い顔ひとつみせず、40分間しっかりと集中して取り組んでいました。
　その後食堂へと移動し、朝食です。今回の食事は全てトップリーガーと同じメニューをご提供いただいております。そのボリュームと栄養バランスのとれた食事をいただくことで選手のコンディションはもちろんのこと、高い意識を持つことにもつながっています。
　午前と午後のセッションは、スピードとAT、ブレイクダウン、ユニットを中心に展開されました。気温、湿度ともに高く、過酷な状況でも水分や栄養を補給しながら、基本や細部にも徹底してこだわった高強度のトレーニングを行うことができました。グラウンドだけでなく、各練習前と夜のミーティングでも徐々に主体的な発言が出てくるようになりました。
　明日は最終日。今キャンプのゴールを達成すべく、意識高く取り組み、全選手が自身の成長を実感できる一日にしたいと思います。

9月7日(金)

　本日より、東京都府中市の東芝府中事業所で「2018年度第2回TIDユースキャンプ」が始まりました。過日の台風21号ならびに前日に起きた北海道胆振東部地震により被災された方々に謹んでお見舞い申し上げます。
　この様な状況の中、株式会社東芝様、同ラグビー部樣の多大なる御尽力を賜わり、今合宿を開催させていただけることに選手・スタッフ一同心より感謝し、有意義な合宿とすることを決意しました。6月のTOYOTAキャンプから2カ月半、選手の心身における成長を確認するとともに、新たな選手も交え、今キャンプのテーマである世界に勝つための「HIGH STANDARD」を実践したいと思います。

　13時に集合した選手達はメディカルチェックを経て、開講式とSTARTミーティングに臨みました。山神強化副委員長ならびに樋口ユース統括の挨拶に始まり、スタッフ紹介が行われ、薬師寺監督から第44期高校日本代表のゴール、今合宿のテーマが示されました。
　その後グラウンドに移動し、１km走の測定を行い、セッション１がスタートしました。テーマの通り、世界の強豪国に勝利するために高い基準の中で選手はハードに取り組みました。