9月13日・14日の両日、「平成20年度 全国普及育成指導者研修会」が、44都道府県ラグビー協会(長野県、富山県、三重県の3協会は不参加)の普及育成委員会に所属するインストラクター・指導者等を集めて、秩父宮ラグビー場に近接した日本青年館において開催されました。

岡本・日本協会事務局長による開会挨拶   武田・日本協会普及育成委員長による開会挨拶
岡本・日本協会事務局長による開会挨拶 武田・日本協会普及育成委員長による開会挨拶

久しぶりに開催された全国規模での普及育成指導者研修会でしたが、今回はタグラグビーに的を絞った研修会を企画し、今後特に、各々の地元においてタグラグビーの普及・指導等の活動に関し適切かつ柔軟な対応が可能なインストラクター・指導者等に集まっていただきました。

タグラグビーは、国内における本格的「ラグビー競技」への導入の足がかりとその普及の一助として導入されて以来、既に10年以上が経過しております。
その間、普及育成委員会ではタグセット・ボール等用具の貸出し、各都道府県協会への用具の整備に加え、講習会等へのインストラクター・指導者の派遣等積極的に取り組んで来ており、その成果の一つとして全国規模での普及の盛り上がりにより、北は北海道から南は沖縄県までの47都道府県の子供達皆が参加した「サントリーカップ 全国小学生タグラグビー選手権大会」が開催され、既に今年で第4回を数えております。
加えて、今年3月に改訂された小学校体育の学習指導要領で示されたゴール型ボールゲームの例として、去る6月30日に文部科学省から発表された「学習指導要領解説書」にタグラグビーが初めて掲載され、文部科学省に対するラグビー協会関係者の十数年に渡る弛まない活動・努力が実を結び悲願が叶えられました。
この度、タグラグビーが小学校体育の「学習指導要領解説書」へ掲載された事を受け、今後、全国各地においてタグラグビーに関する問合わせ及び教職員を主体とした講習会への指導者の派遣依頼が増えることが予想される事から、各都道府県ラグビー協会において、タグラグビーの更なる普及・指導活動に対して適切かつ柔軟な対応が可能となる体制構築を目的とした研修会の開催となりました。

二日間に渡る各研修共に、講師陣からは熱心な指導に関する情報発信が行われ、受講生からはそれにも増した探求しようとする熱気が感じられ、活発な意見交換等が繰り広げられ、大変有益な研修会となりました。
また、心臓病で苦しむ「天晴君」を救おうとの掛け声の下、参加者全員の総意として、計六万円が研修会終了後に日本協会事務局に届けられました。

全国普及育成指導者研修会の研修内容等

9月13日(土) 研修会会場:日本青年館

  • 開会挨拶(岡本武勝・日本協会事務局長及び武田守久・日本協会普及育成委員長)
  • タグラグビー指導者の心得等(飯原雅和・日本協会普及育成委員会・総務部門長及び菊池公明・日本協会普及育成委員会・タグ部門長)
  • タグラグビーの指導について~小学校の先生方に役立ててもらうために(鈴木秀人・日本協会普及育成委員会・学校指導部門長)
  • 指導における安全対策等(山田睦雄・日本協会安全対策委員会)
  • 子供達の理解と接し方について(佐々木文昭・日本協会普及育成委員会・インストラクター部門長)
  • タグ及びミニラグビーのルール・レフリングについて(新井章久・日本協会普及育成委員会・レフリー部門長及び森健・日本協会普及育成委員会)

9月14日(日) 実技指導会場:東京体育館多目的コート

  • 実技指導研修(鈴木秀人・日本協会普及育成委員会・学校指導部門長)
  • ブレーンストーミング(参加者を4グループにわけ、「今後の小学校現場への落とし込みの具体的方法」について、議論・検討の後、意見交換等を実施)
  • 閉会挨拶(武田守久・日本協会普及育成委員会委員長)

報告:佐々木文昭(日本協会普及育成委員会)

飯原・日本協会普及育成委員会総務部門長による講義   鈴木・日本協会普及育成委員会学校指導部門長による講義
飯原・日本協会普及育成委員会総務部門長による講義 鈴木・日本協会普及育成委員会学校指導部門長による講義

山田・日本協会安全対策委員による講義   森・日本協会普及育成委員による講義
山田・日本協会安全対策委員による講義 森・日本協会普及育成委員による講義

佐々木・日本協会普及育成委員会インストラクター部門長による講義   鈴木・学校指導部門長による実技指導
佐々木・日本協会普及育成委員会インストラクター部門長による講義 鈴木・学校指導部門長による実技指導

実技指導   ブレーンストーミングによる研修
実技指導 ブレーンストーミングによる研修

武田・日本協会普及育成委員長による閉会挨拶
武田・日本協会普及育成委員長による閉会挨拶

参加者全員の集合写真
参加者全員の集合写真