【8月22日】 

本日より2020第1回TIDユースキャンプ(Bigman&Fastman Camp)が始まりました。

コロナ渦において、ユース代表活動を止めない最善の方法として初のオンラインでのキャンプ開催が決定し、全国から80名の「大きくて」「高くて」「足の速い」選手達が集いました。

オンラインで一同にセッションを受ける中には、初めての自薦制度導入によって選ばれた18名の選手も含まれるなど、初めてづくしのキャンプとなります。

 

はじめに、全国高等学校体育連盟ラグビー専門部副部長・天野先生、男子15人制代表強化部門部門長・山神さんより激励の言葉がありました。

その後、本キャンプのコーチ陣の紹介を行い、キャンプの中身に入っていきました。




キャンプ最初のセッションはユース戦略部門・野澤コーチの「マインドセット」セッション。

野澤コーチの一言目は「君たちはこの写真のようにダイヤの原石だ。宝を持ってここに来ている」から始まり、続いてキャンプのゴールが示されました。

「自分の言葉でアウトプットできるようになる」

「選ばれた自覚を持ち、キャンプ終了後の意識を変化させる」

そして次の一言で完全に選手の目の色が変わりました。

「君たちはこの場所に来た。日本協会のタレント発掘のキャンプにきた。もう君たちは日本代表へのレールの上に乗りました。だから自覚を持って欲しい」

その熱い言葉に、選手達は食い入るように野澤コーチの話を聞いていました。

 



続いてはHPコーチング部門部門長・今田コーチの「目標設定」セッション。

目標設定の重要性、立てる際のポイントを選手に考えさせながら、ブレイクアウトルームでの議論や投票機能を使いながら双方向で進めていくオンラインならではの指導方法で、最初は硬かった選手達ですが、徐々に選手同士でアウトプットする姿勢が見られるようになりました。

そしてセッションの最後に、キャンプの自らの目標を立てました。





その後は三宅コーチによる「最先端のスキルと原理原則」セッション。

「これまで多くの戦術やスキルを多くのコーチから学んで来ましたが、素晴らしい戦術があっても土台に基本スキルがないとできない。君たちはそのポテンシャルがある」と話されました。

 そして、BIGMAN、FASTMANが最大限力を発揮するであろうブレイクダウンとハイパントキャッチにフォーカスしたスキルを、段階ごとのパーツに分けて説明。

選手もメモを取っている手が止まりませんでした。




その後、U20日本代表水間監督による「BIGMAN」セッション、パフォーマンスアーキテクト/スピードコーチによる「FASTMAN」セッションにそれぞれ移動。

 水間コーチのラインアウトセッションでは、基本スキルを大事にしながら、早く、高くラインアウトを上げるために必要なスキルを映像を見ながらが学んでいきました。丁寧かつわかりやすい説明で選手たちも熱心にメモを取ります。

里コーチからは、世界のトップレベルの選手の映像解説に始まり、オンラインで実技指導が実施されました。速く走るためのメカニズムを一つ一つのパーツに分け、良い、悪いを両方体感させながら選手のアウトプットを同時に引き出す指導方法に、選手たちもワクワクした表情で指導を受けていました。


最後にユース戦略部門の藤森コーチから2日目のキャンプまでの宿題が出され、初日は定刻通りに終了しました。




【8月23日】

 2日目は今田コーチの「振り返り・目標設定」セッションからスタート。

自ら立てた目標を振り返る中で学びに変えていく具体的な方法に、徐々に振り返りのレベルも上がっていきました。

 

そのあとは、高校日本代表品川監督による「高校代表に求める選手像と戦術」セッション。

高校代表が世界とどのように戦うのかが、資料と実際の映像を見せることのよって、高校代表に求められるものを具体的に伝えます。



そこから初日と同様にBIGMANとFASTMANに分かれ、BIGMANはスクラムセッション、FASTMANは前日の続きで走りのメカニズムを実技を通しながら学びました。


最後にユース統括・樋口先生より選手へこれからの激励の言葉をいただき、ユース戦略部門・野澤コーチによるクロージングで。初のオンラインによる2日間のB&Fキャンプは無事終了しました。








                                             以上