2024年1月10日
「第29回全国ジュニアラグビーフットボール選手権大会」優秀選手
※ページ下部に優秀選手一覧を記載しております。
2023年12月25日
公益財団法人日本ラグビーフットボール協会(会長:土田雅人、東京都港区)は、12月23日(土)~25日(月)に開催いたしました「第29回全国ジュニア・ラグビーフットボール大会」の試合結果を下記の通り、お知らせいたします。
※トーナメント表最終結果はこちら
<第29回全国ジュニア・ラグビーフットボール大会>
■前期日程
【第1ブロックA(男子)】
優勝:大阪府中学校代表 / 準優勝:大阪府スクール代表 / 3位:東京都スクール代表 /4位:茨城県中学校代表
対戦 | 会場 | ||
決勝 | |||
大阪府中学校代表 | 31 - 21 (前半17 - 14) | 大阪府スクール代表 | スピアーズえどりくフィールド |
1回戦 | |||
東京都スクール代表 | 10 - 26 (前半0 - 12) | 大阪府スクール代表 | スピアーズえどりくフィールド |
3位決定戦 | |||
茨城県中学校代表 | 17 - 19 (前半0 - 14) | 東京都スクール代表 | 江東区夢の島競技場 |
1回戦 | |||
茨城県中学校代表 | 10 - 33 (前半10 -21) | 大阪府中学校代表 | 江東区夢の島競技場 |
【第2ブロックA(男子)】
優勝:愛知県中学校代表 / 準優勝:秋田県中学校代表 / 3位:東京都中学校代表 /4位:宮崎県代表
対戦 | 会場 | ||
決勝 | |||
秋田県中学校代表 | 19 - 21 (前半12 - 14) | 愛知県中学校代表 | スピアーズえどりくフィールド |
1回戦 | |||
東京都中学校代表 | 12 - 17 (前半7 - 12) | 愛知県中学校代表 | スピアーズえどりくフィールド |
3位決定戦 | |||
宮崎県代表 | 5 - 43 (前半0 - 22) | 東京都中学校代表 | 江東区夢の島競技場 |
1回戦 | |||
秋田県中学校代表 | 14 - 5 (前半7 - 5) | 宮崎県代表 | 江東区夢の島競技場 |
【第3ブロック(女子)】
優勝:大阪府女子代表 / 準優勝:福岡県女子代表 / 3位:神奈川県女子代表 / 4位:北海道・千葉県女子代表
対戦 | 会場 | ||
決勝 | |||
大阪府女子代表 | 12 - 7 (前半7 - 0) | 福岡県女子代表 | スピアーズえどりくフィールド |
1回戦 | |||
福岡県女子代表 | 21 - 17 (前半14 - 10) | 神奈川県女子代表 | スピアーズえどりくフィールド |
3位決定戦 | |||
北海道・千葉県女子代表 | 0 - 34 (前半0 - 19) | 神奈川県女子代表 | 江東区夢の島競技場 |
1回戦 | |||
北海道・千葉県女子代表 | 0 - 48 (前半0 - 10) | 大阪府女子代表 | 江東区夢の島競技場 |
■後期日程
【第1ブロックB(男子)】
優勝:福岡県代表 / 準優勝:京都府中学校代表 / 3位:神奈川県スクール代表 / 4位:長崎県代表
対戦 | 会場 | ||
決勝 | |||
京都府中学校代表 | 0 - 34 (前半0 - 12) | 福岡県代表 | 江東区夢の島競技場 |
1回戦 | |||
長崎県代表 | 11 - 19 (前半3 - 19) | 京都府中学校代表 | 江東区夢の島競技場 |
3位決定戦 | |||
長崎県代表 | 13 -28 (前半6 - 7) | 神奈川県スクール代表 | スピアーズえどりくフィールド |
1回戦 | |||
神奈川県スクール代表 | 26 - 29 (前半12 - 17) | 福岡県代表 | スピアーズえどりくフィールド |
【第2ブロックB(男子)】
優勝:千葉県スクール代表 / 準優勝:兵庫県スクール代表 / 3位:長野県スクール代表 / 4位:愛媛県代表
対戦 | 会場 | ||
決勝 | |||
千葉県スクール代表 | 33 – 21 (前半19 - 14) | 兵庫県スクール代表 | 江東区夢の島競技場 |
1回戦 | |||
千葉県スクール代表 | 88 - 0 (前半47 - 0) | 愛媛県代表 | 江東区夢の島競技場 |
3位決定戦 | |||
愛媛県代表 | 12 - 26 (前半7 - 7) | 長野県スクール代表 | スピアーズえどりくフィールド |
1回戦 | |||
長野県スクール代表 | 12 -66 (前半0 -45) | 兵庫県スクール代表 | スピアーズえどりくフィールド |
第29回全国ジュニア・ラグビーフットボール大会 優秀選手
<男子>
No. | 氏名 | ポジション | 所属 | 学年 |
---|---|---|---|---|
1 | 石井 颯太 | PR | 秋田県中学校代表 | 3 |
2 | 安藤 晴琉 | CTB | 秋田県中学校代表 | 3 |
3 | 藤中 将翔 | FB | 宮崎県代表 | 3 |
4 | 上村 凌摩 | WTB | 宮崎県代表 | 3 |
5 | 三森 檀 | LO | 茨城県中学校代表 | 3 |
6 | 野村 武之輔 | WTB | 茨城県中学校代表 | 2 |
7 | 米谷 翔馬 | CTB | 大阪府中学校代表 | 3 |
8 | 小出 壮太郎 | WTB | 大阪府中学校代表 | 3 |
9 | 延與 智裕 | LO | 大阪府中学校代表 | 3 |
10 | 増田 慧一郎 | SO | 東京都中学代表 | 3 |
11 | 古賀 啓志 | WTB | 東京都中学代表 | 3 |
12 | 宮部 尊 | WTB | 愛知県中学代表 | 3 |
13 | 西元 颯 | LO | 愛知県中学代表 | 3 |
14 | 山根 奏大 | SH | 愛知県中学代表 | 3 |
15 | ファイアラガ ノア誠 | PR | 大阪スクール代表 | 3 |
16 | 園田 一樹 | CTB | 大阪スクール代表 | 2 |
17 | 小池 慶太郎 | FB | 東京都スクール代表 | 3 |
18 | 中村 蓮 | SO | 東京都スクール代表 | 3 |
19 | 中山 大翔 | CTB | 千葉県スクール代表 | 3 |
20 | 難波 竜彰 | PR | 千葉県スクール代表 | 3 |
21 | 竹田 龍登 | FB | 愛媛県代表 | 3 |
22 | 德本 雄士 | SO | 長崎県代表 | 3 |
23 | 田中 琉翔 | LO | 京都府中学校代表 | 3 |
24 | 宇野 哲将 | LO | 京都府中学校代表 | 3 |
25 | 伊藤 直哉 | PR | 長野県スクール代表 | 3 |
26 | 飯泉 敢太 | WTB | 神奈川スクール代表 | 3 |
27 | 中野 元生 | HO | 神奈川スクール代表 | 3 |
28 | 山崎 広大 | PR | 福岡県代表 | 3 |
29 | 益田 小鉄 | LO | 福岡県代表 | 3 |
30 | 平野 良次 | PR | 福岡県代表 | 3 |
31 | 川添 丈 | CTB | 福岡県代表 | 3 |
<女子>
No. | 氏名 | ポジション | 所属 | 学年 |
---|---|---|---|---|
1 | 上杉 なつ | CTB | 大阪府女子代表 | 2 |
2 | 溝端 藍 | LO | 大阪府女子代表 | 3 |
3 | 香川 響 | PR | 北海道・千葉県女子代表 | 3 |
4 | 小川 乃亜 | SO | 北海道・千葉県女子代表 | 3 |
5 | 大内田 彩月 | CTB | 福岡県女子代表 | 3 |
6 | 木村 唯子 | SO | 福岡県女子代表 | 2 |
7 | 島津 穂実 | CTB | 神奈川県女子代表 | 3 |
8 | 島田 葵杏 | HO | 神奈川県女子代表 | 3 |
■表彰の意義について
本表彰は、中学生年代プレーヤーの競技力の把握と、将来、国際舞台で活躍する可能性の高い選手を発掘することを主たる目的としています。また同時に、参加する全選手、全指導者、保護者を含めた全関係者の方々のモチベーションの高揚に寄与することを狙いとしています。
■選考基準について
大会期間中の試合での活躍度を評価項目に基づき、セレクターが選考を行いました。 評価項目は以下の通り。
・本大会中の試合での活躍度が高い選手
・試合の流れを変えたプレーをした選手
・試合を通して活躍した選手
■セレクター
公益財団法人日本ラグビーフットボール協会
ハイパフォーマンス部門 ユース戦略グループTIDマネージャー 野澤 武史
ハイパフォーマンス部門 ユース戦略グループユース戦略担当 今田 圭太
総評
日本ラグビーフットボール協会
ハイパフォーマンス部門 ユース戦略グループユース戦略担当 今田 圭太
昨年に続き今年も非常に天候に恵まれた中、夢の島競技場・スピアーズえどりくフィールドにて熱戦が繰り広げられました。
男子・女子問わずどの試合も非常にレベルが高く、ここまでチームを作られた選手・コーチ・スタッフ・保護者の方々に深く感謝申し上げます。
例年男子だけの優秀選手選出となっておりましたが、今年度からは女子についても優秀選手を選出させていただきました。
今年度の大会も接戦の試合が多く、とてもハイレベルな好ゲームが多く見られました。
そんな本大会の総評を申し上げさせていただきます。
本大会は男女共通して大きく2点の特徴が見られました。
1、ブレイクダウンスキルの向上
昨年度に引き続き、今年度もブレイクダウンスキルの向上が見られました。
ボールキャリア・タックラーともにコンタクトスピードが向上し、激しい攻防が随所に見られました。
また、ブレイクダウンにおいて立ってプレーするという意識は格段に向上し、結果としてブレイクダウンでのクリアなボール争奪が行われ、ブレイクダウン周辺でのペナルティも少なくなりました。
これは安全面においても非常に大切なことで日頃のご指導の賜物であると思います。
2、アウトサイドバックスのチャンスメイク
ここ数年はキックをうまく活用するチームが増えてきました、それに加えワイドなアタックを仕掛けるチームが増えたことにより、中学ラグビーでアタックのバリエーションが増え、中有学ラグビーが進化した姿を見ることができました。
例年はアウトサイドB Kで攻撃をフィニッシュする形が多く見られましたが、今大会においてはアウトサイドを攻撃しそこで形成された大外のブレイクダウンを起点としたアタックが多く見られました。
結果として例年よりもパスの数が多く、グランドの幅をより広く使ったアタックが数多く見られました。
今後、中学ラグビーがどのような進化を遂げていくのか非常に楽しみな大会となりました。
今大会、優秀選手として男子31名、女子8名の選手を選出させていただきましたが、今回、選出されなかった選手の中にも非常に才能豊かな選手が数多く見られました。
例年、この大会から巣立っていった選手が来年以降の全国高校ラグビーで活躍する姿、またその先に桜のジャージを着て世界と戦う姿を想像するととてもワクワクします。
最後になりますが、日頃から将来の日本の宝である選手たちのために惜しみなく時間を費やしコーチングしてくださっているコーチ・スタッフ・保護者の皆様に改めて御礼を申し上げ総評とさせていただきます。
以上