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番外編(6月4日)

30日に行われたオンライン記者会見の内容をここでご紹介します。


まずはスクラムハーフの土永 旭選手から。

Q:ホンコン・チャイナ戦はどのような戦いになる?

「ホンコン・チャイナ代表は非常にフィジカルが強く、一対一で前に出られると厳しい試合になります。ディフェンスでは早いセットをして、しっかり前に出て、二人でタックルに入って止めるということを意識して、今週練習してきました

Q:個人としては?

「超速ラグビーを掲げている中で、スクラムハーフは非常に重要なポジションだと理解しています。しっかりテンポを上げて、フォワードをしっかり動かすところ、攻撃の軸になることを意識してやっていきたいです」

Q:ジャパンラグビーの面白さと難しさは?

「面白いところで言うと、自分の判断でいろんなオプションを使えるところは、非常に面白いです。自分のプレイスタイルと言いますか、自分でボールを持ち出すプレイは好きなので、その意味で自分にも合っているラグビーなのかなと思います。難しさで言うと、テンポを上げること、ラックによるスピードだったりですとか、フォワードが疲れてきた時にどうゲームをコントロールするかについては、二戦目のNZU戦の時にはうまくいかない部分も多かったので、そういったところは修正して次の試合に挑んでいきたいと思っています。」

Q:手応えは感じている?

「そうですね。世界を見ていると、僕より若い年齢で代表に入る選手がいますので、まだまだ自分にも伸びしろがあるとは感じています。今年は大学からリーグワンに入り、チームメイトである(南アフリカ代表の)ファフ・デクラーク選手からもいろんなスキルを教わっているので、自分がまだ知らないスキルであったりとか、どんどん成長できる部分が、今見つかってきてる状態なので、もっと成長できるなとは感じています。」

続いてプロップ(1番)の津村 大志 選手。

Q:ジャパンのスクラムの面白いところは?

「これまでは、スクラムの高さをあまり意識していなかったのですが、世界の対戦相手は、身長の高さや力強さがあるので、それに対して低さとスピードで勝負するというのがジャパンのスクラムです。自分にとっては、初めてのチャレンジだったので、今はそれを体現できているかと言われたら分かりませんが、これから自分の形になっていけたらいいなと思っています。」

Q:難しい?

「そうですね。初めて作る形なのでちょっと難しいですね。まずはフロントロー三人の連携も大事ですけど、その後ろバックファイブの連携も。いろんなチームで異なる押し方、方向性があるので、それを一つにまとめるだけではなく、さらに難しい、低いスクラムを体現するのはなかなか難しいところではあるのですが、この合宿を通して結構一つになってきたかなという実感はあります。」


Q:スクラム以外ではどんなことを意識している?

「相手のフォワードはサイズが大きいので、パワーではなく、スピードで走り勝つ、という部分です。自分は相手チームの一番よりも絶対に走りますし、スピードで勝ち切るという部分は意識して試合に臨みたいと思います。」

Q:JAPAN XVに選ばれて、代表チームで戦う気持ちは?

「メンバー全員が高いレベルでラグビーしようとしていて、世界のトップチームに勝つという高い目標も掲げている日本代表を目指すチームなので、世界と戦うという意味で、スケールが一気に大きくなったと感じています。一層責任感が出てきたというか、練習に身が入ります。日本代表についても、チャンスはあるとは自分では思っています。平等に皆に与えられるチャンスではないので、JAPAN XVに選ばれて内心、嬉しい反面、ちょっと緊張している部分はありますが、その一個上のフル代表に向けてチャレンジしていけたらいいなと思っています。」

Q:コーチから言われていることは?

「低さですね。僕は、あまり身長が高くないのですが、この身長を武器にスクラム、ボールキャリー、タックルなど、大きい相手に対して低く入れるのは一つの武器であり、もっとそれを伸ばしていってほしいと言われました。」

最後にエディー・ジョーンズHC。

Q:ホンコン・チャイナ戦の位置付けは?

「大分での3つの試合は、セレクションマッチとしての位置づけです。もちろん、この三戦に勝つことは重要ですが、選手には試合でいいプレーをして、このセレクションを勝ち抜いてほしいと思っています。次の合宿である菅平からはベスト4に残っていないリーグワンのチームの選手も含まれていきますので、より競争が激しくなっていきます。

選手には日本代表のようにプレイしてほしいと思っています。規律を守って、チームワークをしっかり発揮してほしいと思っていますし、セレクションが関係してくるので、個々のパフォーマンスも大事ですが、あまり個々重視になりすぎずに、チームとして一体感を持って日本代表のようにプレイしてもらいたいです。」

Q:前回は急造チーム故にコンビネーションに問題があったようだが、今回は試合のどの部分を注目しているのか?

「対戦相手はとてもサイズが大きいチームです。体重も重く、合計体重で言えば、80キロ、90キロの差があります。しかし、サイズは関係なく、どんどん自分たちで仕掛けていきたいと思っています。相手のタイトファイブ(前の5人)の体重はすごく重いので、そこをどんどん狙っていきたいのと、ラック周りをよりシャープにしたいなと考えています。」



なお、合宿終了後の翌日、6月2日には、

エディー・ジョーンズHCは、福岡にいました。

訪れた先はと言えば・・・

福岡県立修猷館高等学校のラグビー部のグラウンドでした。


この日は、地元テレビ局の企画で同校に招かれ、ラグビー部のトレーニングの様子を見学した上で、ミニレクチャーを行うというものでした。

「今のプレー、どうしたらよくなるか、みんなで話し合ってみなさい」と話しかけるエディーHC。常に「考えて、判断力を早める」ことが超速ラグビーの重要な鍵となっており、プレーに参加していない高校生にも常に「見て、考えて、コミュニケーションをとる」ことを促していました。

20分ほどの短い時間ですが、エディーHCが行ったトレーニングは、大分の合宿でJAPAN XVの選手に対して行っていたものとほぼ同じものでした。(「どのレベルの選手にも応用できるのが優れたトレーニングです」と地元メディアのインタビューに答えていました。)

コンタクトはありませんが、素早く判断して、たくさん走ることが要求されます。

高校生たちも、この貴重な機会を逃すまいと、真剣な表情でトレーニングに臨んでいたことが印象的でした。


「意識を変えるだけで、これだけ改善できる、大事なことはその意識のままで、トレーニングを重ねていくこと」と話すエディーHC。

眞鍋健治監督と。

生徒からも「どうしたら上達できるか」など積極的に質問が出ていました。その答えは、「ハードな練習をすること」と笑顔で答えた上に、「高い目標を掲げて、そこに向けて努力を続けること」というものでした。

最後に記念写真。



5月31日

大分合宿最後の試合、ホンコンチャイナ戦当日です。

いつも通りホテル内で最終ミーティング。

この合宿でみっちりとトレーニングしてきた戦術を確認します。

続いて、庭に出てのウォークスルー。歩くスピードでチームの戦術を確認していきます。

さあ、準備はできました。いざ会場へ!

会場は、第一戦と同じ別府のグラウンドです。

フロントローは、レフリーとスクラムのルールについて確認します。

選手達を鋭い目線で見つめるエディーHC。

普段トレーニングして慣れているグラウンドで行なったことが幸いしたのか、ウォームアップから選手の仕上がり具合はかなり順調。写真からもその様子が伺えるのではないでしょうか?


この日も、多くの方が観戦に来ていただきました。観戦に来られた皆様、ありがとうございます!

試合前の様子。普段はロッカールームで見られないこうした様子がテント越しに見えるのも、地方ならではの醍醐味と言えるかもしれません。

「やるべきことはわかっている。あとは実行あるのみ」

さあ、キックオフです。

対戦相手のホンコンチャイナは、この後、2027年のW杯出場権を賭けてアジアラグビー・エミレーツ男子チャンピオンシップに出場が決まっており、モチベーションは非常に高い状態です。


さあ、試合中の写真はこちらに素晴らしい写真がたくさんありますが、以下、こちらにない別アングルの写真をいくつか掲載させていただきます。(ほとんどトライに結びついたプレーです)



肝心の試合結果は JAPAN XV 64 - 12 ホンコン・チャイナ代表(前半43 - 5)で、見事勝利しました!


試合後はノーサイド。


キャプテン同士の握手。記念品を交換し合いました。

いい笑顔ですね。

横浜キヤノンイーグルス所属選手で記念写真。

リコーブラックラムズ東京所属選手で。

帝京大学の同期で

三菱重工相模原ダイナボアーズ所属選手で。

チーム帝京大学。




5月16日から続いた大分合宿もいよいよ明日で終了です。

しかし、この中からセレクションに勝ち残った選手は、この後のトレーニングスコッド菅平合宿、そして日本代表合宿が待っています。

まだまだ、選手達の熱い戦いは続きます。

ファンの皆様、引き続き応援どうぞよろしくお願いします。


5月30日

いよいよ大分合宿最後の試合前日となりました。

この日は、試合前日恒例のジャージープレゼンテーションが行われました。



プレゼンターは、永友 洋司チームディレクターです。ジャージを手渡す前にまずは今回の試合テーマの発表です。


第1戦のテーマは「始まりを一つに」。個々の選手からまとまりのあるチームへとなることがテーマでした。

第2戦は、「結束に誇りを」。チームとして成熟し、自信と誇りを共有する、ということがテーマでした。

そして大分合宿での最後の戦いとなる第3戦のテーマは「想いを未来へ」。次の世代の代表に繋ぐ覚悟と責任を持って、全ての選手が戦ってほしい、というメッセージです。


いよいよジャージープレゼンテーションです。

明日の試合の登録メンバーが1番から呼ばれていきました。

1番、津村 大志選手「※ゴールド(エフォート)取りに行きます」

※日本代表で選手に求められる指標で、タックルなど一つのプレーを終えた後、すぐに次のプレーに取り組むことで

与えられる。ポジションごとに定義は異なるが、ハードワークが求められることは共通している。

2番佐川 奨茉選手。「しっかり体張りたいと思います」

3番、木原 三四郎選手。「一生懸命プレーします」

4番、エピネリ・ウルイヴァイティ選手。「thank you」

5番、山本 秀選手。「体張ります」

6番、青木 恵斗選手「自分らしく頑張ります」

7番、奥井 章仁選手「全力で頑張ります」

8番(バイスキャプテン)吉田 杏選手「ハードワークします」

9番、土永 旭選手「全力で楽しみます」

11番高本 とむ選手「トライとります」


12番チャーリー・ローレンス選手「頑張ります」

13番PJ・ラトゥ選手「80分頑張ります」

14番メイン 平 選手「ゴールド取ります」

15番伊藤 耕太郎選手「僕もゴールド取ります」

続いてフィニッシャー(控え選手)です。

16番平生 翔大選手「体張ります」

17番、蔡 唯志選手「体張ります」

18番、大山 祥平選手「出し切ります」

19番、中谷 陸人選手「誇りを持ってプレーします」

20番、古川 聖人選手「頑張ります」

21番、細矢 聖樹選手「頑張ります」

22番、小村 真也選手「リザーブからエナジー出していきます」

23番、竹澤 正祥選手「ハードワークします」

最後はキャプテン中楠 一期選手。

「明日の相手メンバーは3番と12番が同じ体重だったり、15人皆大きな相手です。すごくタフな試合になると思いますが、僕らの超速ラグビーで翻弄するには、ちょうど良い相手だと思います。この2週間、ハードワークしてやってきたことを出して頑張りましょう。このグループで戦う最後の試合なので、楽しんでいい結果を出しましょう」


エディーHC「ホンコンチャイナはランキングは高くないかもしれないが、チームとしてまとまって良い準備を行なっていると聞いている。サイズも大きい。こうした相手に対して、自分たちの力を示す大きなチャンスだ」


31日は大分合宿としては最後の試合となります。

皆様の応援、よろしくお願いします!

試合時間と会場の変更がありましたので、現地での観戦を予定している方は、ご注意ください。


5月24日

まず、この日のレポートに入る前に、前の試合から新たに加入した選手を紹介します。

21日には中谷 陸人選手(同志社大学)、そして山本 秀選手(リコーブラックラムズ東京)と安恒 直人選手(三菱重工相模原ダイナボアーズ)が合流しました。中谷選手は、U20日本代表として出場した5月16日のNZU戦での戦いが評価されての追加招集です。


そして、22日には、追加招集として木原 三四郎選手(東京サントリーサンゴリアス)が加わりました。


20日の試合では、学生主体だったチームですが、リーグワンの選手も続々と加わり、新しい顔ぶれが揃っています。


そして、試合前日(23日)には、オンラインでの記者会見も行われました。

まずはフォワードのラインアウトのリーダーを務める山本 嶺二郎選手。

Q:合宿で学んでいることについて

「ロックとしてもっと上のレベルに行くにはもっとフィジカルが必要と言われたので、もっと成長したい。もう一つは一貫性。一貫してフィジカル、ハードワークをし続ける、これをできるようにしていきたいと思います」

Q:次の試合で直したいところは?

「ラインアウトなど小さなミスを直していこうと言われました」

Q:エディーHCの指導について

「練習はすごくハードだが、それよりも細かいこと、ブレイクダウンなどのスキルにこだわっている。細かいことを見ている方だと思っています」

Q:手応えは?

「まだまだ足りない部分もあるが、しっかり目指している姿を体現できるようになりたい。フィジカル、ブレイクダウンにこだわりたい。超速ラグビーということで、フォワードもハードな部分も多いので、体がついていけていない部分もあるが、しっかりハードワークしたいです」

続いて10番で先発する小村 真也選手。

Q:スタンドオフのプレースタイルについて

「チームのスタイルとは違うのでアジャストしなければいけないが、僕のプレースタイルに合うので、難しい感じはしないです」

Q:次のステップに上がっていくために何が必要か?

「試合ももちろんだが、普段の練習から、小さい練習から集中してしっかりやっていきたい。自分のパフォーマンスを上げていくことが当然大事になると思っています」

Q:10番として試合をするにあたって

「テンポを上げていきたいです」

Q:明日先発だが、緊張するか?

「まだしていないが、明日になればするかもしれないです」


最後にエディー・ジョーンズHCが登壇しました。

Q:明日の試合について、前回の試合との違いは?

「明日は雨の予報で、前回の試合は自由に走り回ったが、今回はセットピースやキックが重要になってくると思います」

Q:これまでにプレーした大学生選手について、目についた選手は?

「彼らのエネルギーやスピードにはとても感銘を受けました。目についた選手といえば、例えば、フルバックでプレーした竹之下 仁吾。彼のサポートプレー、オブザボールの動きに関しては、ワールドクラスだったと言っても過言ではありません。チェスリン・コルビ選手と比べても、遜色のないものです。もちろん、他の分野で学ぶところはありますが。左ウイングでプレーした武藤 航生も、とてもよく走って、プレーに関わっていました。U23代表合宿では序盤に怪我をしてしまって、少し出遅れてしまいましたが、ここに来て素晴らしいプレーを見られて嬉しいです。フォワードでは、バックロー(7番)でプレーした中森 真翔は、とてもユニークな選手です。スキルも素晴らしいし、バックローとしてとてもスピードが速い。このまま筋力を増やしていければ、とても素晴らしい選手になるでしょう。同じくバックロー(6番)の森山 海宇オスティンも力強く、コンペティティブな選手です。ナンバー8の小林 典大は毎週改善しており、とても良いランニングスキルがあります。


Q:この合宿でプレーする選手がどれだけ次の菅平合宿に選ばれる?

「全ての選手は行くことができません。パフォーマンス次第です。我々がやろうとしているのは、選手層に深みをもたらすということで、次のステージに行くための激しい競争が行われます。」



さて、いよいよ24日当日のレポートに移ります。

午前中に、登録メンバーで集まってのミーティングが行われました。(この間、登録メンバー外の選手は、ウェイトや、コンタクトプレーの激しいトレーニングを行っています。こちらは前回のレポートの通りです)

そして、雨なので屋内にて、チームのプレーを歩きながら確認。

とにかくしつこくディフェンスして、一気にアタックに持っていきたい、そういったことの確認です。

ゲームキャプテンを務める吉田 杏選手の締めで、ミーティングは終了です。

そして、チームは試合会場のある大分市へ移動。

前回の試合は別府市でしたが、今回の試合は大分市にある大分スポーツ公園 クラサスサッカー・ラグビー場Aコートになります。

この日は、生憎の雨予報でしたが、試合開始直前くらいから少しづつ小降りになってきました。


試合前には雨はほとんど止みました。グラウンド内に水は溜まっているので、ボールのバウンドなどには影響がありますが、想定していたような大雨ではありませんでした。


飛び散る水飛沫が写真でも見えますね。

エディーHCが前日の会見でも話した通り、この日のポイントはフォワードがブレイクダウンやセットピースでどれだけ相手に勝てるか、です。


試合前のロッカールームの様子です。

そして、試合前のセレモニー、国歌斉唱の様子を前回に続けてお届けします!

対戦相手のニュージーランド学生代表(NZU)。ツアー最後の試合ということで、前回以上に仕上げてきました。




さて、この日の試合の写真もこちらのギャラリーにてご覧にいただけます。


試合は、JAPAN XV 30-21 ニュージーランド学生代表(NZU)(前半 21-7)という結果でした。


試合後の会見で、エディーHCは、「JTS、U23日本代表から準備をしてきた学生選手が減り、リーグワンの選手が増えたことで、連携やチームとしての約束事を浸透させる時間が少し足りなかった。ピッチのコンディションもあって、その意味での難しさはあったが、今回がスタート地点として、これから改善していける」

「次戦のホンコンチャイナは、また違った戦略を持ったチームなので、対戦相手に備えてまた違った準備が必要になってくる」と発言しました。


この日で大学に戻る大塚 壮二郎選手を労うエディーHC。


卒業生の平生 翔大選手(この日から合流)を加えて関西学院大学の選手で記念写真。

エディーHCはこの日もファンサービス。(他の選手たちも試合後にはファンサービスを行いました。)

選手と触れ合う機会もあると思いますので、ファンの皆様は機会があれば、是非ともお近くの会場への応援にお越しください!


さあ、大分合宿の2戦を勝利で飾ったJAPAN XV(ジャパンフィフティーン)。次戦は、ホンコンチャイナ代表との一戦が5月31日に豊後企画フィールド(大分市)で行われます。

(お近くにお住まいの方は、無料で観戦できますので是非お越しください)

選手達は明日の早朝から早くも次戦に向けた準備を行います。


みなさま、引き続きの応援をよろしくお願いします。



5月20日


2025年度のJAPAN XVの合宿が5月16日より大分県別府市で始まりました。

この日は、初戦となるニュージーランド学生代表(NZU)との試合が行われます。



試合に参加しない選手達は朝から、持久力トレーニングや、ブレイクダウンなどのコンタクト練習を行いました。


これは、今年のJTSやU23日本代表でも行われている練習で、サイズの大きい海外トップレベルのチームとのブレイクダウンでのボール争奪戦に負けない為の激しいコンタクトだけではなく、スピードや、スキルを学ことを目的としています。


選手達は休む暇もなく、順番を待つ間に、バイクマシーンで心拍数を極限まで上げます。

そして、すぐそのままにタックル練習。


一方、登録メンバーはミーティングを行いチーム戦略を確認します。

今回のゲームキャプテンは、中楠 一期選手(写真中央)。

竹之下 仁吾(左から3番目)、吉田 杏選手(左から2番目)がバイスキャプテンを務めます。


先発には、JTS、U23日本代表としてトレーニングしてきた学生選手達も名を連ねました。


会場に移動する前に、全体の動きを確認します。


合流してわずか2日しか経っていない選手もいる中で、チームの約束事をU23日本代表などで学習済の学生選手が伝えていく、という役割を果たしていました。


今回の試合の舞台は、別府市の実相寺多目的グラウンド。

2019年のW杯でも公式練習場として使用された場所で、世界基準の天然芝グラウンドとして、リーグワンのチームなども多く使用しています。


さあ、選手も到着しました。


この日の大分県は、8ヶ所で30度以上を超える真夏日となるなど、7月下旬並みの暑さとなりました。快晴に恵まれたことは嬉しいものの、選手には暑さというタフな状況での試合となりました。

スクラムを組むフォワード選手は、審判から判定の基準についての説明を受けました。

試合まであと1時間ほど。チームはこれからウォームアップです。


スクラムの最終チェック。エディーさんも高さを確認。

昨年は日本代表としても活躍したエピネリ選手は、若いチームを牽引します。

「とにかくシンプルにやるべきことをやっていこう」と声をかける中楠キャプテン。



対するニュージーランド学生代表(NZU)。


この日は、猛暑と平日にも関わらず多くの方が、応援に来ていただきました。

ファンの皆様ありがとうございます!選手には間違いなく力になったと思います。



JAPAN XVのメンバーも並びます。




国歌斉唱。


さて、試合の方は、こちらに素晴らしいギャラリーがありますので、是非ご覧ください!

(結果は、78-28でJAPAN XVが勝利しました。)


U23日本代表として国内7回の合宿とオーストラリア遠征を行った学生選手が活躍したことはジャパンの未来にとって非常に明るいニュースだったのではないかと思います!


試合直後のミーティングの様子。


エディーHCからも一言。「良い試合だった。ただ、この調子で行くのではなく、毎日、改善していく必要がある。」



試合後には、応援していただいた来場者の皆様への挨拶。

そして、対戦相手との握手。ノーサイド。



別府市からは、花束が贈呈されました。


最後に記念撮影。




先発を勤めた武藤 航生選手、小林 典大選手 、大塚 壮二郎選手。皆関西学院大学の学生です。


東洋大学の森山 海宇オスティン選手、栗原 大地選手。

2005年生まれ合宿参加最年少のコンビ。中森 真翔選手と田中 京也選手も試合で躍動しました。

記者会見でのエディーHCと中楠キャプテン。


最後にファンサービス。


チームは、既に次の試合に向けて準備を始めました。

そして、エディーHCが明言しているように、合宿は日本代表のセレクションでもあります。選手にとっては対戦相手だけではなく、次のステップに向けた内なる戦いでもあります。

大分では、あと2戦を残しています。皆様、是非とも応援よろしくお願いします。