2008年スペースシャトル搭乗の宇宙飛行士 星出彰彦氏、日本ラグビー協会を来訪

2008年4月24日に日本実験棟打ち上げ2便目のスペースシャトル(STS-124/1J)に搭乗する日本人宇宙飛行士・星出彰彦氏が6月8日、財団法人日本ラグビーフットボール協会を表敬訪問しました。日本ラグビーフットボール協会は、星出氏の指定するクルーOFK(スペースシャトル公式飛行記念品・Official Flight Kit)の1機関として、このほどの表敬訪問となりました。

クルーOFKとは、スペースシャトルに搭乗する宇宙飛行士と共に宇宙飛行が認められた記念品です。宇宙飛行した記念品は、スペースシャトル公式記念品(Official Flight Kit=OFK)と呼ばれ、NASA(アメリカ航空宇宙局)の飛行証明書を添付して、機関に戻されます。OFK提供者は、宇宙飛行士本人と関係のある10機関(学会、団体等)に限られ、このたび星出氏は、日本ラグビー協会を指定しました。

星出氏は、茗溪学園高等学校から高校時代、ユナイテッド・ワールド・カレッジ(UWC/シンガポール)に留学。留学中にラグビーを始め、慶應義塾大学理工学部体育会ラグビー部にも所属してラグビーを続けていました。

日本協会を表敬訪問した星出氏は、「以前から宇宙でラグビーボールをパスしたいと思っていました。一緒に飛行する宇宙飛行士のうち2名ほどラグビー経験者もいるので、ぜひラグビーボールを持参し、宇宙でパスをしたいと思っています。搭乗機会がなければ、9月にフランスで行われるワールドカップを観戦しに行き、日本代表を応援するつもりでしたが、残念ながら、過密な訓練のため、今回はアメリカでテレビ観戦し、現地から応援したいと思います。日本代表の健闘を祈っています」と語りました。

日本ラグビー協会・真下昇副会長・専務理事は、星出氏に宇宙からの応援メッセージをお願いし、2008年4月の搭乗前までに、「2015年ワールドカップ日本招致」のメッセージの入ったラグビー記念品をヒューストンに送付する予定です。

(左)宇宙飛行士 星出彰彦氏、(右)ラグビー協会副会長・専務理事 真下昇)
 
(左)JAXA宇宙飛行士 星出彰彦氏、(右)ラグビー協会副会長・専務理事 真下昇