近年の事故報告を見ると、夏合宿期間中に重症事故が多く発生しています。そして、その受傷者の多くが高校生や大学生の低学年の選手たちです。

日本協会では、各チームが夏合宿を迎えるに当たって、指導者や選手が以下のことを十分に配慮して夏の練習に臨まれるよう、呼びかけています。特に指導者は、選手の安全確保を最優先しチーム・指導者の責任のもと、夏季の練習や夏合宿を実施するようにしてください。

1. 気温の高くなる時間帯での練習や試合を控えると同時に湿度にも十分注意を払う。
2. 試合時間や練習時間および内容に十分配慮する(長時間連続する練習、試合の回避および1日の試合数の制限(1試合以内)、練習内容の変更等)。
3. 疲労度や体調などに十分注意し、常に各自でコンディショニングチェックを行うよう心掛ける(心拍数、体温、体重、汗の出方等)。
4. 暑さに十分馴れておく。
5. 水分の補給を十分にし、適宜休息をとる。
6. 直射日光に対する対策をとる(裸体の禁止、風通し、吸汗のよい服装、帽子の着用、日焼け止めクリームの使用等)。
7. 合宿地での医療機関を確認する。