今シーズン最後を飾る九州のイベント、第56回「朝日招待ラグビー」が3月12日(日)、早稲田大学を迎え、いよいよ開催されます(14:00 キックオフ at福岡・博多の森球技場)。チケット情報はこちらを、早稲田大学・九州代表の出場予定メンバーはこちらをご覧ください。

開催に先立って、8日、九州協会にて恒例の記者会見が開催されました。九州代表からは篠原太郎監督、学生王者早稲田大学からはOB会九州地区の吉田支部長が出席。その内容をご紹介します。

    ◎早稲田大学OB会:吉田九州支部長
    「日本代表スコッドに名を連ねる、曽我部、五郎丸、それに佐々木組長が参加できないことに対しては、九州のファンに申しわけない。
    代表フィフティーンは(リザーブも含めて)、今年の強い早稲田を築き上げた、本当の意味での陰の功労者4年生を中心として、メンバーを組んだ。今年の早稲田を象徴するプレイを必ずやお見せしたい。
    早稲田ラグビーの一番の特徴は、そうした最上級生も含めた、優れたコーチングスタッフにあるといっても過言ではない。それを束ねる清宮監督の手腕も卓越しているが、この陰で支えてくれているコーチングスタッフに、OBとして感謝の言葉を述べたい。
    清宮監督も、最後の采配ということで、かなりテンションが上がっている。九州のファンに我が大学を招聘していただき、感謝する次第です」


    ◎九州代表:篠原太郎監督

    「メンバーは、三地域対抗戦を参考に、サニックス・コカコーラウエストジャパン・九州電力・福岡大学より最強メンバーをセレクトした。早稲田の学生にその強さを知らしめてやりたい。
    トップリーグ、トップキューシュウでもまれており、学生も大学選手権一回戦で善戦した。個々の力は、ハッキリと我がチームのほうが上であると言い切ってよい。
    特に、メンバーのほとんどである社会人には、それなりの意地もある。『清宮よ! 九州は甘くないぞ。サントリー監督就任のいい教材をあたえてやる』と述べておきたい。
    個々には、FW第一列はスクラムが強く走力もある。4~8番については、すべての選手がどのポジションもこなしえるオールラウンダー。バックスは当りが強く走りに切れもある。特に、12番築城(福岡大)には、注目をしてほしい。
    鹿児島での、全関西との戦い(3月5日、5-64で関西代表に敗れる)の反省も踏まえて、近年にない最強軍団に仕上がったと自負している。
    自分が早稲田の学生として、朝日招待に臨んだ時『故郷に錦を‥‥』という気持ちがあった。九州出身の早稲田の4人には、是非がんばってほしい。(篠原監督は福岡筑紫高校出身)
    最後に、全関西戦で負傷した主将のニールソンは、前日の練習・当日の試合も帯同させるつもりでいる。彼のキャプテンシーは素晴らしい。今から、12日が楽しみで、すでにモチベーションは上がっている」

■朝日招待ラグビー、注目のポイント

  • 早稲田時代、清宮監督は篠原監督の一年後輩である。
  • 朝日招待での、早稲田の対九州代表戦績は「8勝1敗」。その唯一の黒星を屈した時、プレイヤー清宮はそのグランドにいた。
  • 早稲田には4人の九州出身者がいる。中でも、対面になる「早稲田三角 vs 九州松尾」の福岡・長崎対決は興味深い。