ケンブリッジ大学。左からトニー・ロジャース コーチ、スチュワート・エル団長、ジョン・アフトン キャプテン ◎ケンブリッジ大学 ○JON UFTON主将 「思うようなゲーム運びができませんでした。我がチームの良さをお見せできずに残念です。グラウンドコンディションは、芝の短さはありましたが、我々の望むレベルではベストのものだと感じています」 ○STUWART ERU団長 「(すべて日本語で)日本の夏は暑いですね(笑)。今回はオックスフォードとのヴァーシティマッチを控えた大事なツアーだと思っています。前半、ディフェンスが崩れましたが、後半は少しずつ良くなりました。これからゲームごとに良くなるはずです」 ○TONY RODGERS監督 「関東学院大学におめでとうと言いたいと思います。12月に予定されているヴァーシティマッチに向けて、結果は残念でしたが、良い試合ができたと思います。チームを編成して1週間で、フィットネスにやや問題があり、天候も厳しかったのですが、できるだけ修正していきたいと思います。若く、経験の浅いプレーヤーが多いのですが、このツアーで経験を積んでほしいと願っています。関東の10番、15番は印象に残った良いプレーヤーです」 関東学院大学。左から春口廣監督、有賀剛主将 ◎関東学院大学 ○春口廣監督 「夏合宿まではどうしようか迷いに迷ったチームでしたが、福島合宿で『原点に返ろう、ラグビーを楽しもう』と学生が話し合う時間が取れたのが大きかったですね。良いスタートが切れました。続けていきたいですね。私も怒らないようにしています。これまで、勝て、勝てばっかり言っていて、技術的なことばかりを伝えるだけでした。しかし、早稲田と試合できる、ケンブリッジと試合できる、それはいいことじゃないかと。過去のみんなが頑張ったからこの試合が組める。『今度は俺たちが頑張らないと』とつながっていく。何も『楽しむ』っていうのはヘラヘラやるということじゃないんです。今日の試合でも残念な思いをした学生もいますが、その彼も次の試合で『楽しむため』に努力するでしょう。そんなチーム作りを今は目指しています」 ○有賀剛主将 「今日の試合は『勝つことにこだわろう』とみんなに言ってきました。日英は自分自身1度も勝っていないんで、今シーズンの良いスタートとなりました。勝って良かったです。 早稲田との練習マッチでは、後半10分ぐらいから差をつけられたのですが、今日の試合は最後まで頑張れたので少しずつ進歩していると思います。僕らは夏の福大戦のように、リーダーがいなくなるとガクンと落ちるところがありました。自分たちは弱いんだと原点に返って考えました。1年前は日英ですごくだらしない試合をしてしまいましたが、去年のメンバーが大勢残っているので、この試合に集中できたと思います。今日は意識的にFWを前に行かせようとしました。良い経験になったと思います。FWが強くなれば僕らも前に出られるようになりますから」