東芝府中、3冠ならず――トヨタに逆転負け

第42回日本ラグビー選手権第3日は19日、東京・秩父宮、大阪・花園両ラグビー場で準決勝が行われ、トップリーグ(TL)、マイクロソフトカップに続いて、3冠獲得を狙った東芝府中ブレイブルーパスがTL4位のトヨタ自動車ヴェルブリッツに19-24で敗れる波乱があった。花園での一戦はTL3位のNECグリーンロケッツがTL2位のヤマハ発動機(ジュビロ)に24-13で逆転勝ちし、27日の決勝(14時、秩父宮)に進んだ。

トヨタ自動車とNECが決勝で対決するのは初めて。トヨタは18年ぶり4回目、NECは2年ぶり2回目の優勝を狙う。

PGで先行された東芝府中だが、30分に得意のモール攻撃からNO8のバツベイが逆転トライ。さらに加点して前半を12-9とリード。しかし、この日の東芝府中は動きに精彩を欠き、スクラム、モールなどFW戦で主導権を握れない。後半開始早々、WTB水野の快走で再びトヨタ自動車に逆転を許すと、その後もトライされ12-24。終了間際に認定トライを奪ったが、及ばなかった。

NECは後半6分、FB白濱のPGで11-10と逆転。18分にはCTBコニアのトライで差を広げると、白濱も着実に2PGを加え、粘るヤマハ発動機を振り切った。

トヨタ自動車ヴェルブリッツのFW陣 トヨタ自動車ヴェルブリッツ、菅原キャプテン トヨタ自動車ヴェルブリッツ、ティアティア選手
トヨタ自動車ヴェルブリッツのFW陣
トヨタ自動車ヴェルブリッツ、菅原キャプテン
トヨタ自動車ヴェルブリッツ、ティアティア選手

 

トヨタの激しいディフェンスに苦しむ東芝FW陣 東芝府中ブレイブルーパス、渡邉選手 東芝府中ブレイブルーパス、オト選手
トヨタの激しいディフェンスに苦しむ東芝FW陣
東芝府中ブレイブルーパス、渡邉選手
東芝府中ブレイブルーパス、オト選手