リポビタンDチャレンジ2004

左から、ボレサン団長、カーワン監督、トロンコン主将
左から、ボレサン団長、カーワン監督、トロンコン主将

6月28日、大阪市内のホテルで行われたイタリア代表来日記者会見リポートです。

◎マルコ・ボレサン団長
「昨年のワールドカップで日本代表は今までにない評価を受けた。その日本代表と対戦できることは光栄であり、両代表チームとも、次のワールドカップへ向けての成長の機会になるに違いない。今回の日本での2試合が、双方にとって、後に『あの試合がきっかけになってチームが成長した』と言えるような歴史的な試合にしたい」

◎ジョン・カーワン監督
「イタリアや日本のように成長過程にある代表チームの難しさは、『結果を出す』ということと、『新しい若手を育成していく』ことの両立だ。しかし、私たちのような新興チームは、やはり勝って結果を出さないと、いつまでも世界から評価されないし、かといって一方で新しい選手をどんどん登用していかないと将来への投資がない。

今回の遠征では、6か国対抗にデビューしたばかりの若手らを中心に、チーム全体がどこまで伸びるかを期待している。先週のルーマニア戦では、メンタル面の準備不足が当たり負けという結果となってしまった。日本遠征は、だれが次のワールドカップで正代表に残れるかの『チーム内バトル』として位置づけている」

◎アレサンドロ・トロンコン主将

「先週はルーマニア代表と対戦したが、彼らは着実に戦力アップしていた。日本代表もワールドカップ以降成長していると聞いている。決して簡単に勝てる相手ではないと考えている。私たちも若いチームで来たが、ルーマニアに足元をすくわれたので、日本での2試合はどうしても勝って帰らなければならない。思い切って正面から勝負したい」