奥・井ノ上イラク子ども基金設立

昨年11月、イラク復興支援活動中に襲撃され凶弾に倒れた、外交官の奥克彦大使と井ノ上正盛書記官の強い思いを実現するための「奥・井ノ上イラク子ども基金」が、奥氏の母校・早稲田大学ラグビー部関係者らによって設立され、27日、日本協会会議室で発表されました。

奥氏のラグビー部後輩で、代表発起人の清宮克幸・早稲田大学監督は「奥さんにはいつも前向きに生きることを教えられた。大学選手権で優勝した時のアルティメット・クラッシュは奥さんの命名。私のラグビー人生で最もすばらしい言葉だ。二人は命を懸けてイラクで奔走したが、その熱い思いをイラクの子どもたちに伝え、夢を持つ子どもが一人でも多く現れるよう活動したい」などと、基金の設立趣旨を述べました。

席上、9月20日(14時キックオフ)秩父宮での「日英大学ラグビー対抗戦2004」第3戦、早稲田大学-オックスフォード大学の一戦が「奥克彦メモリアルマッチ」として行われることが、併せて発表されました。試合当日は会場で募金活動も行われます。