第1試合(13:10)に登場するのは、ジャパンラグビートップリーグ2014-2015 プレーオフトーナメント LIXIL CUP 2015ファイナル敗退のヤマハ発動機ジュビロと同セミファイナル敗退の後、日本選手権1回戦で東海大学、同2回戦で帝京大学を下し、準決勝に勝ち上がってきた東芝ブレイブルーパス。
LIXIL CUP 2015ファイナルでパナソニック ワイルドナイツに敗れて以来、3週間ぶりの実戦となるヤマハ発動機。
「ほとんどメンバーが変わらないでシーズン通して乗り切ってきている。層は薄いが、伸びしろも一番ある」と、清宮克幸監督が語るように日本選手権準決勝でもシーズンを通してほぼ不動の先発メンバーが並ぶ。
東芝がリーグ戦でのヤマハ発動機へのリベンジとともに、LIXIL CUP 2015セミファイナルでパナソニックに50点を奪われて敗れた屈辱を晴らすのか。
それともコンディションを整えた不動のメンバーが揃うヤマハ発動機がトップリーグ以上の力強さを見せるのか。
いずれにしても、今季過去2戦を上回るフィジカルバトルが期待できそうだ。
ヤマハ発動機同様、LIXIL CUP 2015ファイナル以来3週間ぶりの実戦となるパナソニック。
SH田中史朗、WTB山田章仁がスーパーラグビー参戦のためにすでにチームを離れ、HO堀江翔太主将も首の治療を優先するなど、ヤマハ発動機とは対照的に主力メンバーが入れ替わることがどう影響するのか。
「練習中にいろいろなシナリオをつくって、対応力をつけている」というロビー・ディーンズ監督は、実戦の中でもあえていろいろな選手に違ったポジションでプレーさせるようなこともあり、その中で選手たちが高めてきた適応能力が試される試合となる。
HO設樂哲也、SH内田啓介はシーズンを通して試合に出てきたが、WTB酒井教全は今季2試合に出場しただけ。
いきなりの大舞台でLIXIL CUP 2015 MVPの穴を埋める活躍ができるのかもポイントになる。
男子セブンズ日本代表としてラスベガスセブンズ(2月13-15日)に参加したLOダニエル・ヒーナンのコンディションも気になるところだ。
対するサントリーは勝ち点1差でLIXIL CUP 2015出場を逃した後、ワイルドカードで近鉄ライナーズ、リコーブラックラムズ、日本選手権で筑波大学、神戸製鋼コベルコスティーラーズと連破して、パナソニックへの挑戦権を得た。
特に、日本選手権2回戦の神戸製鋼戦では、「前半の風下、全員が我慢できた。ベンチのメンバーも入った時に全員が仕事をしてくれた。勝ったので痛快」と、大久保直弥監督も満足感を示す内容で今季2戦2敗だった神戸製鋼に快勝(22-10)。
「サントリーらしいラグビーができるようになった」(同監督)と、ポストリーグ戦以降、本来のボールキープしながら攻撃し続けるアタッキングラグビーを取り戻していると言っていいだろう。