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サントリーサンゴリアスの大久保監督と真壁キャプテン |
サントリーサンゴリアス
○大久保直弥監督
「今日はありがとうございました。本当にタフなゲームでした。勝因としては、前半、風下の時に全員がしっかり我慢して、ベンチの選手も入った時にしっかり仕事をしてくれたおかげだと思います。来週もう一回ゲームができますので、しっかりパナソニックさんに向かっていきたいと思います」
──選手交代は?
「前半、かなり厳しいプレッシャーをFWが受けていたので、やっぱり、どうしても我々がボールを持ってコンタクトして疲労が溜まります。今のグラウンド状態を考えると、例えば3番は、80分は持たないと思います。コンディションもあるし、ゲームの流れもあるのですが、うちは、ボールを持って仕掛けるラグビーですので、どうしてもFWを1枚2枚使ってしまい、走って来なくなると苦しくなるチームです。『いるべき』ところにいてほしいが、どうしても疲労によって、攻撃が2枚のところ、1枚しかいないという我々が望んでいない場面が出てきます。ベンチからも、上からのオブザベーションでも、スタッフ、コーチが見てくれていて代えています」
──前回は、スクラムで時間をつぶされたが?
「GPSデータで言えば、前回の花園では、1分間当たり50mしか走っていませんでした。65-70mが平均ですから、選手は全く疲れず、ボールも動いていないゲームでした。スクラムでもなかなかボールが出ないし、ペナルティも多かったので、今日のゲームプランにしました。痛快かと言われれば、勝ったから、痛快は痛快ですよ。今日は、多分23人が1つの絵を見て試合していたと思います」
──スクラムは?
「原田レフリーのレフリングに一貫性があって、助かりました。大きいFWに対して良く止めたと思います」
──ハーフ団が外国人のために、日本人だけになったFWは?
「FWは一人が目立つのがサントリーでなく、8人でチームワークとして動くのがモットーです。キャプテン中心に、8人がしっかり組んで助け合いました。特にヘンドリックスは良いラグビーをしました。スーパーラグビーでチャレンジすることが良いモチベーションになっています」
──もう一人のスーパーラグビーへのチャレンジャーは?
「マツ(松島選手)は楽しみです。ワラタスへ行って、どれだけ彼が通用するか。去年はお兄さんにくっついている少年だったが、今年はコミュニケーションをとろうとして、自分の意見も言えるようになり、本当に成長しました」
──垣永選手は?
「なかなかルーキーで、途中に出て結果を出す選手はいません。そこの図々しさみたいなものは大したものです。若いから、目立ってやろうという思いも多少あるでしょうが、プレッシャーに強いメンタリティを持っています」
──パナソニック戦のポイントは?
「前回、2回インターセプトからトライを獲られています。アタックは新しくします。基本的にうちが攻めて、パナソニックさんが守るというゲームになるでしょう。スコアでしっかりうちがリードしておかないと。点差でプレッシャーがかかると、アタックのオプションも限られますから」
○真壁伸弥キャプテン
「お世話様です。今週はチーム全体が神戸製鋼さんに勝ちたいという気持ちを出して、非常に良い練習ができました。また、木曜日に釜石さんととても良い合同トレーニングができました。仲間の皆にありがとうと言いたいです」
──リーグ戦と比べて?
「自分たちがやることを、もっともっとシンプルに、明確にしたのが良かったと思います。リーグ戦の時は、あれもやろう、これもやろうとしたことが多すぎました」
──スクラムは?
「前回より8人がしっかり組めました。角度はハタケ(畠山)さんや青木さんがやってくれるので、残りの5人がしっかり組んで、神戸製鋼さんを止められたのは良かったです。うちの2番、3番は1回組んで、相手の動きを見て、うるさいくらい言ってくれるので、ロックはやりやすいです」 |